1: 2026/08/16(日) 12:35:43.43 これまで夫婦共働きという多数派だった木下家。すぐに答えが出ないのも当たり前です。熟考の結果、「共働きですが、家事のほとんどを私がやっている。これからは親の介護とか、そのような問題も出てくるかもしれない。私に代わって夫が率先してやってくれるなら、それはそれでいいかなと思ったんです」と、最終的に誠さんのFIREにゴーサインを出したと語ります。 しかし、その目論見はあっという間に崩れ去ります。 「夫が四六時中家にいる――想像を絶するほどのストレスでした」 掃除も洗濯もやっているし、料理もしてくれる。ただどれも雑で二度手間になりました。美咲さんは「いずれ上達するだろう」と目をつぶっていましたが、なかなか上達しない……そうなると、人はやる気をなくすもの。誠さんは段々とリビングのソファから動かなくなりました。朝から晩までスマートフォンで株価をチェック、空いた時間もYouTubeを観るかソーシャルゲームに興じる毎日。掃除や洗濯は美咲さん担当に戻り、料理もスーパーで買った惣菜が並ぶ日々が続くようになりました。 「いつでも家に夫がいる。でもただ家でダラダラしている。『何もしてないなら、家事をちゃんとやって』と言うと、『俺は会社に行っていないだけで、きちんと稼いでいる』と怒るんです。確かにそうなんですが……ストレスで限界でした」 「パパってヒモ?」冷え切る家庭 一方で、不満を募らせていたのは美咲さんだけではありません。誠さん自身もまた、人知れず精神的に追い詰められていました。近所の住民から「旦那さんは昼間から私服でブラブラして、何のお仕事をされているの?」と尋ねられるたび、肩身の狭い思いをしていたといいます。決定打となったのは、小学校高学年の娘からの容赦のない一言でした。 「パパって仕事を辞めてからずっと家にいるけど、ママのヒモなの?」…