
1: 煮卵 ★ rbgcCPhN9 2026-07-27 09:10:35 ◼「ものを申せるのは木原さんだけ」 高市早苗首相は「副首都」構想関連法を国会の再延長までちらつかせて成立させた。恩義のある日本維新の会との連立政権合意の実現に突き進む一方、物価高対策と銘打った消費税減税には道筋をつけられていない。「いま力を入れるべきなのはそこなのか」。身内の異論にも耳を傾けない首相の「独断専行」に疑問の声が上がる。 自民党が単独で衆院の3分の2超の議席を持って臨んだ国会。総額122兆円の政府予算を成立させたが、直後につまずいた。 報道で火が付いた首相の陣営による中傷動画作成、拡散疑惑だ。首相は公開された秘書の音声を「聞いていない」、動画作成者と「面識はない」と言い切った。 ◼「ある、ないの返答は悪手」 官邸では「ある、ないの返答は悪手。追及の手を強めてしまう」と曖昧戦略を模索したが、首相は聞く耳を持たなかった。結果、幾度も答弁修正を迫られ、拒み続けた党首討論への出席を余儀なくされた。 首相は関与したとされる公設秘書の陳述書を提出することで答弁に代えたいと提案したが、前代未聞の「答弁拒否」に野党は反発し、国会は一時空転。会期延長につながった。 「もっとうまく収拾できたはずだが、首相は『絶対に認められへん』とかたくなだった」と官邸筋。官邸内にこもり、自ら答弁を練り上げる首相に「ものを申せるのは(官房長官の)木原稔さんだけ」とささやかれる。そばにいる首相秘書官らも口を挟めず、見守るしかないという。 「だまし討ちだ」 与党は、維新との連立合意を優先する首相の意向を受け、「数の力」で審議を強行した。 日本国旗損壊罪法は、憲法が保障する「内心の自由」「表現の自由」を制約しかねないとの懸念が与野党から相次いだ。自民の岩屋毅前外相は「必要性がない」と公言し、採決を棄権。与党は強行採決で衆院を通過させた。 改正皇室典範は、皇族の養子となる旧11宮家の男系男子に男の子が生まれた場合、皇位継承資格を有する内容が盛り込まれたことで、野党が「だまし討ちだ」と反発した。それでもわずかな審議時間で決着させた。 「政権運営のバロメーター」 首相の強気の背景にあるのは世論の支持だ。2月の衆院選で自民は300議席を超える歴史的大勝。その後も内閣支持率は高い水準を維持してきた。 首相は野党の激しい抵抗を受けても「直近の民意」を盾に意に介さない。それだけに、世論を「政権運営のバロメーター」として神経をとがらせている。 (略) ◼「なぜなのか」 だが、国会を通じてその強引な手法が浮き彫りになり、「頼みの綱」だった内閣支持率が下落。一部では不支持率が支持率を上回った。官邸筋によると、首相は周囲に「なぜなのか」と漏らし、原因分析を急がせているという。 自民重鎮は声を潜める。「独善的な『高市1強』がうけていたが、民意が離れると他に寄る辺がない。このままでは『裸の王様』になりかねないよ」 [西日本新聞] 2026/7/26(日) 18:25…