1 名前:昆虫図鑑 ★:2026/07/07(火) 08:43:50.47 ID:Skw0j7N4.net (略) 論争は、当時の戦力強化委員会で委員を務めたパク・チュホ氏が、自身のユーチューブを通じて「ホン・ミョンボ監督選任の事実を知らなかった。同氏の選任は手続きの中で行われたものではない」と暴露したことでさらに拡大した。 クリンスマン前監督選任当時にも同様の論争があった。最終面接を戦力強化委員会の委員長ではなくチョン・モンギュ会長が行い、理事会の選任手続きも省略したのだ。規定や手続きではなく、学閥や地縁による監督の選任が、今日の韓国サッカーを総体的な難局に陥れた。 紆余曲折の末に出発したホン・ミョンボ監督体制は、始まりから激しい反発に直面した。DFを3人配置する「3バック」戦術もやり玉に挙げられた。韓国サッカーは長年、4人のDFを置く「4バック」体制を維持してきたが、ホン監督がこだわりを見せて無理に体制変更を図っているという指摘だった。 個人的に、3バック論争は副次的なものだったと思う。3バックであれ4バックであれ、監督が戦術的に判断すべきことだ。しかし、ホン・ミョンボ監督は選任の過程から手続きの正当性が欠如していたため、監督としての真っ当な権威を得ることができなかった。その権威の喪失が、任期を通じて自身の足を引っ張ることになった。 不公正な世の中、スポーツだけでも公正であるべき 韓国代表のワールドカップ決勝トーナメント進出が失敗に終わると、与野党の政治家たちはKFAの構造的な問題を指摘し始めた。 李在明(イ・ジェミョン)大統領は「国民を脱力させた今回のワールドカップ本大会進出の失敗は、組織と人事の失敗によるものとみられる」としてスポーツ行政の改革を求め、「改革新党」のチョン・ハラム院内代表は「能力よりも派閥を重視し、透明性よりもどんぶり勘定的な意思決定プロセスを隠すことに没頭する組織では惨事が起きる」と述べ、KFAを選挙管理委員会に例えた。 これまで韓国の20~30代は、政治家たちがスポーツのイベントに便乗することを極度に嫌悪してきた。政治的な利益を得るためにスポーツを引っ張り出すなということだ。 しかし、今回ばかりは政治家が介入してでも解決してほしいという反応が多くみられる。それだけ、KFAが見せた不公正さや閉鎖性などが改革されることを望んでいるという証拠だ。 20~30世代がスポーツに公正さや透明性といった価値を求めるのは、それだけ世の中が不条理だと考えているからだろう。国家データ庁が2025年末に発刊した「青年の生活の質 2025」報告書によると、19~29歳の青年層において韓国社会が「公正だ」という認識は45.8%で、成人の平均52.2%よりも低かった。 大学入試や就職は親の財力や人脈と無関係ではなく、職場は「ライン」の連続だ。このような不条理は、まだ社会に足を踏み入れていない人々にとって、より大きな負担としてのしかかる。 不公正な出来事が絶えない世の中で、スポーツは一種の解放区だ。スポーツは同じ競技場で、同じ条件で勝負を競う。所属クラブの資本力による有利・不利はあるものの、必ずしも金が多いからといってスポーツができるわけでもない。 ところが、情けない大人たちのせいで、今回のワールドカップは最初からその正当性が大きく損なわれたまま始まった。すべてのプロセスが円滑ではなく、結果も悪かった。ミスを認めて潔く責任を取る姿も見られなかった。これまでにないほど強い怒りが湧き起こる理由がここにある。 これまで韓国の20~30世代のスポーツファンは、スポーツが本来の価値を見捨てて信頼を失ったとき、いつでも離れることができるということを示してきた。2010年にスタークラフトのリーグで浮上した八百長事件はリーグ自体の没落をもたらし、大韓氷上競技連盟の派閥争いは、国内のスポーツファンが海外へ帰化した選手を熱烈に応援するという奇妙な光景を生んだ。 サッカーとて例外ではない。北中米ワールドカップが始まった当時、韓国代表がベスト16やベスト8に進出すれば、ホン・ミョンボ監督に対する評価が変わるかもしれないという主張が提起された。 確かに、成績が非常に良ければ今より怒りが和らぎはしただろうが、変わることはなかっただろうと思う。プロセスが間違っているのに、結果が真っ当な評価を受けることはできないからだ。それなのに結果まで悪いとなれば、本当に最悪と言うほかない。 ●世代政治研究所イ・ドンス代表 (記事提供=時事ジャーナル) 引用元:…