
1: それでも動く名無し 2026/06/22(月) 07:12:42.824 3: それでも動く名無し 2026/06/22(月) 07:13:15.598 「基本的には(3Aに)先発の枠がないから2Aに落ちてくれ、っていうことだけだった」 通訳を挟む首脳陣とのやり取り。球団幹部が伝えた細やかなニュアンスや意図までは理解できず、受け入れるしかなかった。 3Aでは小笠原より優先して起用したい若手がいるから、投げるスポットはない。そう捉えざるを得なかった。そして実際、小笠原がメジャーで負傷者などにより欠員が生じた場合に昇格候補として上位にリストアップされていたかといえば、そうではなかった。 開幕後は1試合、2Aハリスバーグで投げると3Aに昇格。しかし、公式戦では3試合、12回2/3で防御率5.68と結果が伴わなかった。そして、再び2Aに配置転換された。 4: それでも動く名無し 2026/06/22(月) 07:13:49.227 「3Aで頑張ろうと思ったら、あれ? みたいな。まあ、僕はそんな扱いなんだな、と思いました……」 このままマイナーにいても、メジャーへのチャンスはない。そもそも、マイナー契約の厳しい立場だ。昇格を目指すモチベーションを保つことが難しくなった。2Aの打者のレベルは、勝負としては物足りなかった。配球もベンチから捕手にサインが送られ、投手はそれに従うだけ。小笠原が昨季、マイナーやメジャーで自ら配球プランを組み立てたような工夫はできなかった。 育成の意味合いが色濃いマイナーリーグでは、野球というゲームでいかに勝つか、という勝負よりも個人の能力を高める取り組みにフォーカスされる。勝敗よりも、きょうは何マイルを投げた、打球速度が何マイルだった、という議論が優先される。 チームとして野球というゲームでいかに勝つか。その本質はマイナーにはないと感じた。小笠原はそんな空気の中でジレンマを感じていた。ただ純粋に投手として、試合に勝つための勝負をしたかった。気持ちは、徐々に変化した。少なくとも、ナショナルズの傘下にいても、先はない。そんな思いから、日本球界への復帰を考え始めた。 7: それでも動く名無し 2026/06/22(月) 07:14:43.561 さて、なぜ移籍先は巨人だったのか。古巣の中日復帰の可能性はなかったのか。 最大5球団による争奪戦では、巨人が最も積極的だった。ここで言う「積極性」とは、つまり「支払い意思」の有無、だ。 小笠原の今季年俸は200万ドル(約3億2000万円)。ナショナルズとは2年総額350万ドル(約5億6000万円)で契約したため、この金額は保証されている。「巨人の積極性」とは、ナショナルズが支払うべき今季200万ドルのうち、シーズンの残り年俸を巨人が、実質的な移籍金としてナショナルズに支払った、と考えられるという意味だ。…