1: 煮卵 ★ 5HKfDRfM9 2026-06-21 10:28:42 かつては“死の病”と恐れられたHIVやエイズ。治療薬の開発で普通の生活が送れるようになっていますが、今も課題が。 名古屋医療センターの感染症内科。この日1人の男性が診察に訪れました。岐阜県に住むKさん(50代)。Kさんは「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」に感染しています。 (Kさん) Q.手のひらなどにブツブツが出たりは? 「全くないです」 この日は2か月に1度の検診。“命をつないでいる薬”を、もらう日です。 (医師) 「薬は1日1回で、食事に関係なくどう飲んでもいいです」 ■かつては“死の病”と恐れられた「エイズ」 HIVは1980年代に確認された、後天性免疫不全症候群「エイズ」を引き起こすウイルス。感染だけでも免疫は低下しますが、その後発症してエイズになると、治療が困難なため、「死の病」として恐れられました。 しかし、ウイルスを抑え込む薬の開発によって、性交渉でも人にうつすことはなく“普通の生活”を送れるようになりました。 (名古屋医療センター 横幕能行エイズ総合診療部長) 「ほとんどの人は、1日に1回1粒。ある程度決まった時間に、食事に関係なく薬を飲めば完了」 Kさんの場合、かつては大きな錠剤を毎日10錠も飲む必要がありましたが、今は2錠でよくなりました。 (Kさん) 「(当時の薬は)大きかったりカラフルだったり…明らかに『何かすごいものを飲んでいる』という感じだった。人前では飲めなかった」 Q.今の薬で副作用などは? 「全くない」 ■風邪のような症状が長引き病院へ 当時のことは「覚えていない」 20年以上にわたり薬を飲み続けているKさん。感染がわかったのは2003年。風邪の様な症状が長く続き、病院へ行って判明しました。性交渉が原因とみられます。当時については… (Kさん) 「正直覚えていない。それくらい追い詰められていた。思い出したくないとい うのも多分ある。半年薬を飲み始めてからは(症状が)気にならなくなった」 薬によってウイルスは検査で見つからないレベルまで減りますが、完全に消滅させることはできません。 1粒6000円程の薬を生涯飲み続ける必要がありますが、HIVの陽性者は障害者の扱いで医療の自己負担が1割になるため、経済的な負担は減らせます。 ■「性的接触があれば、誰もが感染リスクのある病気」 いま最大の問題は、感染していることを知らないまま、エイズを発症する人が減らないことです。 (名古屋医療センター 横幕能行エイズ総合診療部長) 「エイズを発症して初めて(HIV陽性と)診断されたのが約3割で高止まり。国際的に見ても高止まりしているのが、日本の課題になっている」 日本のHIVの新規感染者数は減り続けていますが、約3割はすでにエイズを発症した状態で見つかり、その割合は横ばいです。 (名古屋医療センター 横幕能行エイズ総合診療部長) 「性的接触があれば、誰もが感染リスクのある病気。検査を受けてほしい」 ■偏見は今も…「僕らはどうあがいても体の中にウイルスを持っている」 Kさんは検査の大切さや、もはや「死の病ではない」ことを伝えたいという思いから、取材に応じてくれました。 (Kさん) 「きちんと服薬すれば、『何の問題もなく生活できる』という先輩方の情報があるのに、『もうだめだ』『もう終わりだ』と絶望する人が多いのはすごく悩ましい」 命の危険はなくなったものの、偏見は今も存在すると感じています。 (Kさん) 「僕らはどうあがいても体の中にウイルスを持っているので、それは消せない。ただHIVと共に生きているだけで、偏見を持たれ差別を受けるのは、とても苦しいし…何とかならないかなと」 続きは↓ [CBC] 2026/6/21(日) 8:00…