
現在ふたりともアラフィフ。父は亡くなり、母と妹とで二人暮らしをしている。昨年暮れに、妹が手術をすることになったんだが母が要介護1になっていて車の運転もできないこともあり、手術の立ち会いができない。それで妹からヘルプがかかり、手術の日に合わせて帰省することにした。私は正社員で働いているが有給休暇はたっぷり残っているし入院の日から退院の日まで5日間帰省した。手術は上手くいったし、術後の経過もよく順調に回復してるらしい。で、最近のことだけど、晩酌中に夫が「そういや去年帰省した時の交通費とかちゃんと貰ったのか?」って言われた。「あー、別に貰わなかった。払うって言われたけどいいって断った」って答えたら「おまえはええかっこしいだなぁ。妹さんも常識がない」って言われたのね。私のことはいいけど、妹のことを言われたのがなんかムカッとした。(ちなみに往復3万ぐらい。帰省の費用は自分の貯金から出した)「いやだから、妹は頼んで来てもらったんだから交通費出すって言ってくれたんだよ。でも私が断っただけ」と言って、断った理由も話した。私は地元を離れたので、両親のことはずっと妹ひとりに任せっきりだった。父が氏んだときも葬儀の手配から何から全部妹がやってくれた。今だって、区分1とは言っても要介護の母と一緒に暮らしてくれている妹がいるから私は安心してこっちで暮らせてるんだし。妹にはずっと申し訳ないと思ってた。でも妹は、離婚して両親には心配かけたし離婚したあとも両親がいなかったら自由に仕事も出来なかったんだし今やっと恩返し出来てるんだから、お姉ちゃんが気にすることじゃないって言ってくれてる。そんな妹のピンチに姉が行くのは当たり前じゃないの。交通費を貰うどころか、いくらか包んだっていいぐらいだよ。ってそう言ったら「麗しい姉妹愛でございますね」って嫌味言われた。この人は今まで、こんなふうに心の中では思っていたのかとショックだった。そしてショックが落ち着いたあとは失望感や嫌悪感で一杯になってきた。だいたい妹が両親を見ててくれたから、夫の親を見て来れたんでしょうが。それが何故分からないんだろう。ここ数日、夜布団に入って電気を消すと離婚のシミュレーションばかりしてしまう。息子ももう独立したし、定年まで頑張ったらあとは夫婦でのんびり旅行三昧の老後かな~なんて呑気に考えてたけど、今ではこの男と暮らす老後なんて考えたくもない。それぐらいあの日の夫の言葉のナイフが胸に突き刺さっていまだに取れない。…