354: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2014/03/11(火) 08:16:10.93 ID:W1+mFBya 祖父の最期を看取れなかったこと。 おじいちゃん子だった俺は、末期がんで自宅療養しているじいちゃんの家に毎日通っていた。 容態が日に日に悪化していく中、夜中に何かあったらいけないということで交代でじいちゃんの看病(といっても基本寝ているのでそばにいるだけ)をしていた。 その日は夜当番ということが予め分かっていたため十分睡眠をとっていたのだが、隣のソファーで横になっていると物凄い睡魔に襲われた。 寝てはいけないと何度か睡魔と戦っていたが、いつの間にか寝てしまっていたようだ。 次に目覚めたのは、ばあちゃんがじいちゃんを大声で呼ぶ声。 じいちゃんは寝ている間に人工呼吸器を自ら外してしまったようで、そのまま息を引き取った。。 ショックで呆然としている俺に、ばあちゃんは「この事は絶対に誰にも言わんでいいからな」と責める事なく慰めてくれた。 だが、自分がもし起きていればとショックが大きすぎてその時は涙を流すことさえ出来なかった。 家族で誰よりも俺を可愛がってくれたじいちゃん。 親父よりも親父らしかったじいちゃん。 生活リズムが違うのに毎日2回必ず電話をくれていたじいちゃん。 本当に大好きで、本当に悲しかったのに、最期をきちんと看取れなくて、涙すら流せなくて本当にごめん。 親族は「(俺)のことを一番可愛がっていたから、当番の日まで頑張ってくれてたんだよ。最期を看取れてよかったね」と慰めてくれたが、実際は違うんだ。 俺はじいちゃんの最期を看取ってあげることができなかった。 この事はばあちゃんは知っているが、親族には誰にも言っていない。 大好きだったじいちゃんの最期を、俺を待っていたという美談を壊したくなくて。 大好きだったじいちゃんのことを、間接的とは言え俺が頃してしまったことを誰にも言いたくなくて。 この話は墓場まで持っていこうと思っている。 じいちゃん、本当にごめん。…