日本人男性の9人に1人が罹患 前立腺がんが急増している理由 1980年、前立腺がんと診断された患者数は4000人弱。90年でも8000人弱でしたが、2000年には2万人弱、10年に6万5000人、15年には8万人近くまで増えています。23年では10万2000人と、男性のがん罹患(りかん)数では最も多く、全体の18%を占めています。80年の25倍以上と、爆発的な増加です。 現在、日本人男性の約9人に1人が前立腺がんに罹患しますが、米国ではさらに多く、6人に1人の割合です。 わが国で前立腺がんが増えている理由として「高齢化」「食生活の欧米化」「診断技術の進歩」の三つが挙げられます。 がんは老化の一種ですが、前立腺がんはとくに高齢男性に多いがんの代表です。平均寿命が長くなることで前立腺がんが増えたと言えます。 また、食生活が欧米化して、動物性脂肪の摂取量が増えたことも関係しています。さらに、PSA(前立腺がんにおける腫瘍マーカー)検査の普及などによって、今まで見つからなかったごく初期の前立腺がんが見つかるようになったことも一因に挙げられます。…