1: 匿名 2026/05/04(月) 16:36:58 実家で同居していた祖母の心配を横目に、朝からコンビニ店で500ミリ・リットルのビール缶6本を買って飲む生活を送った。 転機は30歳の時だった。いつものようにビールを買って帰り、家の冷蔵庫を開けたとき、消費期限切れの豆腐と割れかけの卵、パックに入った飲みかけのリンゴジュースだけが入っていたのに気づいた。 「祖母は自分のために年金を削って、こんな食生活でしのいでいたのか」。祖母の苦労を知り、言葉が出なかった。買って帰ったビール缶6本の中身をすべて捨てた。 それからは、以前から興味があった塾講師になった。アルコール依存の当事者が集まる地元の会合にも参加し、その時に夫となる西村晋さんと出会った。西村さんは摂食障を患っていた当時の自分に「一緒に治そう」と声をかけてくれた。結婚後に腎不全になった際、西村さんは腎臓を提供してくれた。西村さんとの出会いで「愛を初めて実感した」という。 そんな大切な西村さんは2016年、肝臓の病気で59歳で亡くなった。西村さんが「社会のためになるNPO法人をつくりたい」と生前に話していたことを思い出し、翌年、iComを設立した。…