マインドフル・ニッティングとは 「マインドフル・ニッティング」は、SHOKAYと林民子氏(DGBH)が2016年から提唱するコンセプトで、「気を配る」「心にとめる」「心が満ちる」という三つの意味が込められています。 1. 素材自体がマインドフルである SHOKAYは、チベット族の貧困問題解決を目指し2006年に誕生したソーシャルブランドです。標高4,000mで暮らすヤクの毛刈りは年に1回と定められ、動物への配慮が徹底されています。原毛の採取から製造、流通まで、すべてのプロセスにおいてトレーサビリティが確保されており、人、動物、大地を意識しながら編むことができるのがSHOKAYのヤク毛糸の特徴です。 2. 編む行為そのものがマインドフルネスの実践 「マインドフルネス」とは、今この瞬間に注意を向け、感情や思考、感覚を冷静に観察し、現実を受け入れることです。一針一針に集中する編み物は、この状態を自然に導きます。タラ・マニング氏は著書『マインドフル・ニッティング』の中で、「編み物は集中力を保ち、今ここにいることを継続的に気づかせてくれる。筆舌に尽くしがたい満足感ときよらかな幸福感を得られる、それがメディテーションとしてのニッティングだ」と述べています。欧米では医療機関でも取り入れられ、ストレス軽減、集中力向上、不安解消の効果が報告されています。 3. 他者への思いやりを込めた編み物 大切な人や困難に立ち向かう人のために、感謝と祈りを込めて編む行為もマインドフル・ニッティングの一部です。東日本大震災支援「SHOKAY for TOHOKU」(2011年)や就労支援施設「ぽから」とのコラボレーション(2023~24年)など、社会課題に取り組む「Knit for Goodプログラム」への参加もその実践として挙げられます。 プログラムの背景と沿革 SHOKAYの日本上陸10周年を記念し、2017年秋に表参道DGBH/SHOKAYショールームで日本初のマインドフル・ニッティング講座が開催されました。以来8年間にわたり、プログラムは継続的に進化してきました。 主な活動内容: 2011年:東北大震災被害者支援「SHOKAY for TOHOKUプロジェクト」を展開 2016年:「マインドフル・ニッティング」の概念をDGBHのコンテンツとして発信開始 2017年:SHOKAY日本上陸10周年記念イベントとして、東京表参道で日本初のマインドフル・ニッティング講座を開催 2018年:SHOKAY Xmasポンポンリース・タッセル講座を毎月シリーズ化し、表参道SHOKAYスタジオで定期開催 2019年:表参道SHOKAYスタジオで、錦小路ナンシー先生によるマインドフル・ニッティング講座を継続開催 2023~24年:札幌の就労継続支援B型事業所「ぽから」とのコラボ企画を実施 2024年末:MIKA先生による東京でのマインドフル編み会を開催し、好評を得ました 今後の展開 編み物ブームを背景に、SHOKAYマインドフル・ニッティング・プログラムは新たなフェーズへと進化します。 全国展開: これまで東京・札幌を中心に行われてきたワークショップを、全国の編み物教室主催者や講師との連携により全国規模へ拡大し、地域に根ざしたマインドフルな編み物コミュニティを育成します。 札幌SHOKAYサロンでの定期開催: 札幌のSHOKAYサロンを拠点に、初心者から経験者までを対象としたマインドフル・ニッティング教室を定期開催します。 Knit for Goodプログラムとの連携: 被災地支援、就労支援、女性支援など社会課題に取り組むプロジェクトへのSHOKAY毛糸の特別提供(Knit for Goodプログラム)と連携し、編み物を通じたソーシャルインパクトを広げます。 リジェネラティブ・ヤーンへの展望: 土壌の健康を取り戻しながら作られる「Regenerative Yarn」や、地域内で繊維を循環させる「Fibershed Movement」など、世界最先端のサステナブルなニットの潮流を日本に紹介していく予定です。 SHOKAYマインドフル・ニッティングの3つの特徴 1. 素材そのものがマインドフル ― ヤク毛糸の希少性と社会性 ヤクの毛は1頭から年間わずか100gしか採れない希少な素材で、カシミヤ以上の保温性を持ちながら、通気性、柔軟性に優れ、毛玉になりにくいという特徴があります。SHOKAYは、そのトレーサビリティを担保しつつ、チベット遊牧民の伝統的な生活と継続的な収入を支援しています。ヤクの毛刈りを年に1度と定め、動物への配慮も徹底されており、糸の採取から製造、流通まで、すべてのプロセスに思いやりが込められています。 2. 編む行為がマインドフルネスの実践 ― 医学的裏付け 一針一針への集中は、欧米の医療機関でも活用されており、ストレスホルモン(コルチゾール)の低減、集中力向上、不安障害の緩和に効果があるとされています。デジタルデトックスとしても注目され、ウォール街やシティのエグゼクティブが瞑想の代替として編み物を取り入れている事例も報告されています。 3. トレーサビリティが担保された「見える糸」 SHOKAYの毛糸は、ヤクがどこで育ち、誰が毛を採取し、どこで糸になったかという全工程が可視化されています。糸の向こう側にいる人、動物、大地を意識しながら編む体験は、SHOKAYならではの価値です。 SHOKAYの手編み毛糸 コレクション紹介 マインドフル・ニッティングに最適な、肌に触れるたびに癒される上質な毛糸が取り揃えられています。 シャンバラヤーン: ヤク100%のプレミアム毛糸で、カシミヤ以上の保温性と滑らかな肌触りが特徴です。 ショトンヤーン: コットン70%、毛(ヤク)30%の配合で、オールシーズンや春夏にも適した軽やかな糸です。 エンカウンターヤーン: ウール51%、毛(ヤク)35%、コットン14%の配合で、ボリューム感と温かさを重視したセーターやベストなどの大物作品におすすめです。 毛糸の詳細・在庫については、以下のリンクをご覧ください。 全国の編み物教室講師・主催者の皆様へ SHOKAYでは、ヤク毛糸を用いたマインドフルな編み物教室を共に広めてくださる先生方を全国で募集しています。特別価格でSHOKAYの手編み毛糸が提供され、プログラム素材の提供やウェブ・SNSでの告知協力(要相談)といったサポートも行われます。 お問い合わせは、Email:office[at]dgbh.jp (※[at]を@に書き換えて送信してください)までご連絡ください。 札幌SHOKAYサロン マインドフル編み物教室 講師募集 札幌SHOKAYサロンにて、マインドフル編み物教室を教えてくださる講師を常時募集しています。かぎ針編みの指導経験があり、エシカル・サステナブルな価値観に共感いただける方を歓迎しています。 お問い合わせは、Email:office[at]dgbh.jp (※[at]を@に書き換えて送信してください)までご連絡ください。 SHOKAYとDGBHについて SHOKAYは、2006年にハーバード大学ケネディスクールで国際協力を学ぶ2人の学生が、チベット族の貧困問題解決を目指して立ち上げたソーシャルビジネスです。エシカル・ニットのパイオニアとして知られ、国連SDGs17目標のうち12目標の達成に貢献しています。 URL: DGBH(ダブルツリー株式会社)は、2010年にSHOKAYを軸としたエシカルなライフスタイルを提案するセレクトショップをプロデュースして以来、「マインドフルな暮らしを楽しみながら、幸せに生きる」をコンセプトに、セミナーや旅の企画・運営、商品企画・開発、コンテンツ制作など多岐にわたる事業を展開しています。現在は、リジェネラティブなファッションの視点から「服が福を招く、幸せなクローゼットの作り方」をテーマに【Happy Closet~マインドフル・スタイルのABC】を連載中です。 URL: 代表取締役の林 民子氏は、長年にわたりヨガと瞑想を実践し、米国森林セラピーガイドの資格も取得されています。北海道ニセコ町で森林セラピープログラムを提供するコテージ「おくすりファーム」を準備中で、札幌とニセコでの2拠点暮らしの様子をインスタグラムで発信されています。 Instagram: @tamikohayashi…