ジャニー喜多川氏の性的被害を告発した暴露本『SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへ』今改めて読むと凄まじいことが書いてあると話題に。(※リンク先に一部ショッキングな内容あり。トラウマなどある方は閲覧注意です)昼夜問わない●奴隷、不気味な注射……合宿所の内部を明かした問題作『Smapへ』ジャニーズ暴露本の歴史の中で、ジャニー喜多川をもっとも生々しく描写し、ジャニーズ事務所の異常なタレント育成環境を詳細に綴っているのが、この『Smapへ』(鹿砦社、2005年)である。 SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへAmazon.co.jpで詳細を見る 著者の木山将吾氏は、「元・光GENJI」とされている。そんなメンバーいたっけ? と思われるのも無理はない。彼は、ジャニー喜多川の寵愛を受けて光GENJI入りが決まり、ポスター撮りまで済ませていたものの、”ある出来事”をきっかけにデビュー直前にメンバーから外された、幻のメンバーなのである。 当時、木山氏はジャニー氏一番のお気に入りで、取材陣の前でも膝の上に座らされ、食事もジャニー氏の手で口に運んでもらっていたという。そして、夜はジャニー氏の欲望の捌け口として濃密過ぎる時間を過ごしていたというのだ。彼は、そんな生活を余儀なくされた15~17歳の2年間を振り返り、「ジャニー喜多川の愛人だった」「●の奴隷だった」と表現している。 しかし、木山氏の告白は、「愛人」「奴隷」という言葉が生易しく聞こえてしまうほどの、まさに地獄以上の体験に満ちているのだ。…