
916: 名無しさん@おーぷん 25/06/27(金) 22:14:59 交流戦後、首位の阪神を追う巨人とDeNAの一戦は、山崎とケイの先発だった。エース級の投げ合いだけに、そう簡単には得点できない。ささいなプレーが勝負を分けると思っていたが、もったいないプレーで失点し、もう一工夫が足りずに得点チャンスを逃して敗戦したのは、DeNAだった。 両先発からの唯一の得点となったのが、6回裏だった。1死からオコエの放った打球がセンターの後方に飛んだ。必死に背走した梶原は深追いしすぎ、打球はフェンスの上部に当たって跳ね返り、クッションボールの処理に時間がかかってしまった。その隙を見逃さず、オコエは一気に三塁に進み、泉口のレフトへの犠飛で巨人が得点を挙げた。 このプレーで梶原を責めるつもりはない。しかし、追いつける打球でもないし、ジャンプしてもグラブが届くような打球でもなかった。これがツーアウトならよかったが、ノーアウトや1アウトの場面で大事なのが、このような打球で打者走者を三塁に進ませないこと。無理して追い、三塁打にしてしまうと、犠飛でも失点するピンチを招いてしまう。 センターにとって、判断の難しいフライだったと思う。外野フェンスは曲線になっているため、この打球が左右のどちらかにそれていると、レフトかライトがクッションボールの処理に入る。センターというポジションはクッションボールの処理が他の外野より少ないだけに、慣れていない面があっただろう。しかしセンターは外野の中で守りの中心になるポジション。打球判断と状況判断からすると、いち早くクッションボールの処理に入り、二塁打でとどめてほしかった。 8回1死一塁、代走で出た三森の盗塁死も痛かった。大勢の緊急降板の直後だった。バルドナードはそれほど速いけん制もなく、クイックもそれほど上手ではない。しかし捕手の甲斐は、アウトコースに構え、バルドナードは真っすぐが多い左腕。二塁への送球はしやすい状況がそろっていた。三森のスタートはそれほど悪くなかったが、仮に走るならもっと速いタイミングのスタートで走らなければいけなかった。 7回2死満塁でDeNAは代打戸柱を送り、巨人は左腕の中川をリリーフに送った。ここでは右打者の桑原か蝦名を代打の代打で送った方がよかったし、8回1死一、三塁からのライト度会の送球もひどかった。犠飛でバックホームするが、送球が高く一塁走者はハーフウエーから戻って二塁に進んだ。こうした基本プレーが徹底できなければ、チームとしてもうひとつ上の打球処理や走塁判断の指導どころではなくなってしまう。よく言えばDeNAの「伸びしろ」はたくさんある。これからの課題になるし、クリアできれば強いチームになると思う伸びしろだらけ…