750: おさかなくわえた名無しさん 04/12/05 12:46:16 ID:CCiAZL98 ある年の冬休みに、初めて上京。 友人宅に何泊かする予定だったので、荷物は結構でかかった。 夜行バスが予定よりも早く着き、早朝東京駅でぼーっとしていたときに、20代半ば頃のカルに声をかけられた。 「どこからきたん?」「なにしているの?」 恐かったけども、正直に答えていると、突然女の人が笑い出した。 「ごめんごめん。家出少女に見えたからさ〜」 中学生ぐらいの女の子だと思ってたらしい(当時私は大学生)。 聞くと二人は夫婦らしく、旦那さんは元族のリーダー、奥さんはレディースだったという。 現在は夫婦で気楽なホームレス生活をしている、とのこと。 「家には東京に着いたと連絡したんか?」 「まだ朝飯食べてないんだろ?おごっちゃるよ」 「東京でヘンな奴にあったら俺に言えよ。 俺が吹っ飛ばしてやるからな(彼の靴は鉄板入り)」 「荷物重いんじゃない?ほらあんた持ってあげなよ」 家への電話代を払ってくれた。 スープをおごってもらった。 改札口まで荷物を持ってもらった。 初対面の私に二人はとてもよくしてくれた。 そして、最後に。 「これ、お守りな。着けとき」 改札口でお礼をいって、別れるときに彼が手渡してくれたのは、雫形のペンダントトップのついたネックレス。 「気を付けるんだぞ、東京は恐いとこらだから〜」 最後の最後まで親切だった若い夫婦。 初の上京という不安を解消してくれた。 この二人とはこれっきりだけど、私の手元にはまだ、彼がくれたお守りが残っている。 長文かつ、乱文スマソ…