1 名前:七波羅探題 ★:2026/02/19(木) 18:53:03.11 ID:fEQmKMse9.net ITmedia2月19日 05時00分 公開 スウェーデン発の家具小売店「IKEA」の原宿店と新宿店が2月8日に閉店した。IKEAは初の都心型店舗として原宿店を2020年6月に開業、そこからさらに渋谷、新宿と拡大してきた。しかし今回の閉店で、都心部では渋谷店だけが残ることとなった。 もっとも、国内では商業施設内出店を含めて現在14店舗しか展開しておらず、新規出店を断念した事例もある。決算公告によると2025年8月期は48億円ほどの営業損失を計上し、近年の業績は厳しいようだ。ニトリ一強の国内で、開拓に苦戦している様子がうかがえる。 IKEAは、世界中に504店舗(2025年11月末時点)を展開する。そのうち約400店舗を最大のフランチャイジー企業であるIngkaグループが運営しており、日本法人も所属している。国内1号店は千葉・船橋で、2006年に出店。国内店舗の多くは大型店で、迷路のような構造が特徴だ。北欧スタイルの家具を置き、ライフスタイルを示す形で商品を陳列する。ベッドフレームは2万円以下の商品もあり、ニトリと同様に低価格を売りにしている。 コロナ禍以降は都心型店舗を出店したものの、それまでは郊外で大型店を出店する方式をスタンダードとしており、都心部の住民や車を持たない層との接点は少なかった。都心部に人口が流入していることを背景に、消費者との接点を増やすことが都心型店舗の目的である。ECにつなげる狙いもあった。 ■なぜ、都心部の店舗を閉めていくのか 原宿店は原宿駅前のビルに出店し、大型家具よりも雑貨に力を入れ、キッチン用品や日用品を充実させた。カフェも構え、郊外型店舗と同じく飲食の場を設けた。 渋谷店は通りを挟んで西武渋谷店の隣に位置し、全7フロア。2024年8月にリニューアルを実施している。こちらはカフェに加えてレストランもあり、フロアごとに分かれて商品を配置し、郊外型店舗のように迷路感はない。 新宿店は全4フロアで、大型家具も扱う一方、その日に持ち帰れる雑貨に注力しており、量り売りの総菜売場が特徴だった。 イケア・ジャパンは店舗ごとの業績を公開していないが、今回の閉店は高い賃料がネックになった可能性がある。ECにしても、大型家具は実店舗で見てから購入する「ショールーミング」を行う消費者が多く、品ぞろえが限られる都心型店舗の効果は低いはずだ。 大型店の売場面積はいずれも2万平方メートルを超える一方、都心型店舗は最大の渋谷店でも4800平方メートルである。近場での3店舗の出店は過剰だったと考えられる。 ■立ちはだかるのがニトリ 地方や郊外でも思うように出店できていない。2020年までに大型店を14店舗出店する計画だったが、現在は10店舗にとどまる。札幌市の出店計画が撤回されるなどしている。広島も大型店の計画がとん挫した。IKEAの商圏人口は100万~150万人程度であり、同エリアのポテンシャルは十分だが、集客を見込めないと判断したようだ。 業績も芳しくなく、近年は売り上げが横ばいで推移している。営業利益も直近10年ほどはコロナ禍を除いて赤字が目立ち、この2年で赤字が倍に膨らんだ。店舗数を増やせないばかりか、既存店でも厳しい状況が続いている。なお、Ingkaグループ全体では増収が続き、利益も黒字を確保している。 国内のIKEAが苦戦している背景には、やはりニトリの強さがある。国内市場を押さえたニトリは商圏人口10万人以上が目安で、国内では800店舗超を展開し、近年の売上高は9000億円台を推移。営業利益率は10%を超える。 以前、家具店は家族経営の小規模店か、店舗数の少ない地場のチェーンが主体だった。こうした状況で2000年以降、ニトリは商品の均一性と安さを武器に全国的なチェーンを築いた。ニトリが日本人の家具に対する認識・習慣を定着させたといえる。 ■今後は地方・郊外で閉店ラッシュも? ニトリと比較するとIKEAは2人での組み立てを推奨する家具が多く、構造も比較的複雑だ。ベッドのような大型家具では組み立てに2時間以上を要するものもある。そして店内の様子も、ニトリは「どこに何があるか」分かりやすいのに対し、IKEAは迷路のような構造である。両社とも低価格を訴求しており、IKEAは北欧家具の色合いやデザインが特徴的だが、利便性には劣る。店舗は「テーマパーク化」しており、小物以外何も買わずに出る客も多い。 欧州では家具チェーン「JYSK」の存在感が大きい。JYSKは50カ国で3600店舗以上を展開しており、小型店やテナント内出店も多く、ニトリのような存在に近い。だが、品質や品ぞろえの面でJYSKを評価しない消費者も多く、IKEAが彼らの受け皿になっているようだ。こうした違いが日欧の業績の明暗を分けたと考えられる。 ※以下出典先で 引用元:…