1: 煮卵 ★ FBWmJek89 2026-02-15 09:44:32 SSDの価格が上昇している。これまでの市場では、SSDは毎年のように値下がりが進み、大容量モデルや高速モデルでも手に届きやすい価格帯になっていた。だが最近の市場データが示すのは、こうした流れが転換点を迎えているという事実である。この変化は単なる一時的な調整ではない可能性がある。本稿では、SSD価格の現状と今後の予想、そしてHDD再評価についての考え方を示す。 ◼SSD急騰で再びHDDに注目 SSDの1GB当たりの平均単価は2023年秋から2024年4月にかけて約26.7%上昇したとする分析がある。主にコンシューマ/SMB向け価格を集計したデータだが、短期間での大幅な上昇傾向を示している(出典:Flash drive prices grow quickly while SAS and SATA diverge )。 企業の調達価格にも変化が及んでいる。市場調査会社TrendForceは、2025年第3四半期(7~9月)において、クライアント向けSSDの契約価格が前期比で3~8%上昇、エンタープライズ向けSSDは5~10%上昇になると予測した(出典:3Q25 NAND Flash Contract Prices Projected to Rise 5-10%;Weak Smartphone Demand Limits eMMC and UFS Growth, Says TrendForce)。小売価格と異なり、契約価格は製品選定や更新計画にも直結する。企業のサーバ刷新計画が影響を受けるのは当然だ。 価格変動の背景には、複数の要因が絡んでいる。負荷の高いワークロードに対応するために高速ストレージを求める動きが広がり、SSDの需要は急速に増えた。特にAI用途やデータ分析用途では、高速I/O性能を持つNVMe SSDの採用が広がり、これが供給を圧迫している。 一方で、HDDの価格はその動きが異なる。SSDが急騰する中で、HDDの価格は2025年、横ばいにとどまっているとする報告がある(出典:Why SSD prices have surged while HDDs stay put)。SSDとHDDの価格差が広がれば、用途に応じてHDDを選ぶ動きが改めて現れても不思議ではない。 特に、大量のデータを長期保存する用途では、SSDの価格上昇によってHDDが再び選ばれやすい環境が整いつつある。従来からHDDはアーカイブ用途で多く利用されてきたが、この領域はSSDの高騰によってさらに重要度が増した。企業は階層ストレージの設計を見直し、SSDの配置範囲を明確にする必要がある。 続きは↓ [TechTarget] 2026/2/15(日) 9:05…