
1: 2026/02/12(木) 16:50:17.44 ID:B0lu9ta09 2/12(木) 12:24 1月下旬、Xにおいて、SpotifyとApple Musicにおける収益を巡る論争が話題となった。論点を整理すると以下の2項目に集約される。 1. Spotifyは、Apple Musicとの比較でコンテンツ提供者に分配される収益(ロイヤリティー)が低い。だからSpotifyには楽曲を提供したくない 2. そのためリスナーとして“推し”のアーティストを応援するならSpotifyではなく、Apple Musicを利用すべき 1980年代から音楽制作業に従事し、ほそぼそながらレコードレーベルを運営すると同時に世界各国の配信サービスに楽曲を提供する筆者からすると、なるほどと同意する部分もあれば、違和感のある言説も多く見受けられた。そこで本稿では、筆者レーベルの実績を示しながら、配信サービスにおけるロイヤリティー分配の実態をコンテンツ提供側の視点で考察してみる。 まず1つ目の論点についてだが、そもそもサブスクリプション(サブスク)型の音楽配信において、単価の比較だけでは各サービスの優劣は推し量れない。 というのも、各サービスともに「1ストリーム=いくら」という固定単価で支払っておらず、ロイヤリティーを決定づける仕組みがそれほど単純ではないのだ。 例えば「Apple Music for Artists」というアーティスト向け情報提供サービスに記載されたロイヤリティーの分配に関する情報を要約すると、次のようになる。 続きはソースをご覧ください 音楽サブスクの収益論争に関する要約 収益分配の仕組み 1再生あたりの単価は固定ではなく、国・プラン別の収益プールを総再生数で割る「案分方式」のため、単純な単価比較は不十分である。 SpotifyとApple Musicの特性差 Spotify: 1再生あたりの単価は低い傾向にあるが、圧倒的なユーザー数と無料プランの存在により、再生数が伸びやすく総収益で他を上回るケースがある。 Apple Music: 無料プランがなく有料ユーザー中心のため1再生あたりの単価は高いが、ジャンルやアルゴリズム次第では再生数が伸び悩むこともある。 「Apple Musicの方がアーティスト支援になる」という説への検証 ジャンル(グローバルニッチか国内向けか等)や各アーティストのリスナー層によって、どちらのサービスがより高い収益をもたらすかは異なるため、一概には言えない。 プラットフォームの不透明性 楽曲を推薦するアルゴリズムはブラックボックスであり、メジャーレーベルが優遇されているという噂も含め、インディー側がコントロールできない要因が多い。 インディーアーティストの生存戦略 「量り売り」のようなサブスク収益に過度な期待をせず、SNSでの発信やリアルな場での人間関係、CD販売など、多角的な活動を通じたファンとの直接的なつながりが重要である。 「 「推しのためにSpotifyではなくApple Musicで曲を聞け、収益が高いから」は事実か? 」の…