Synfluxと住友金属鉱山が「HOPE WEAR」プロジェクトで協業、AIと近赤外線吸収素材で地球沸騰化に対応するアパレルプロトタイプを公開 Synflux株式会社は、住友金属鉱山株式会社が開発した近赤外線吸収素材「SOLAMENT®(ソラメント)」によるウェアプロジェクト「HOPE WEAR」にデザインパートナーとして参画いたしました。本プロジェクトでは、Synflux独自のAIと3D技術を活用したデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」が提供され、ガーメントデザインから生産に向けたR&D、3D CG制作までを包括的に手掛けています。 地球沸騰化時代の「希望」を実装する「HOPE WEAR」 「HOPE WEAR」は、「暑さから、人と服の可能性を解放する」をコンセプトに掲げられたプロジェクトです。住友金属鉱山によるナノ粒子材料「SOLAMENT®」の遮熱機能と、SynfluxのAIによる最適化設計が融合されています。これにより、布の廃棄を最小限に抑えつつ、空気を循環させる構造やレイヤリングを計算し、過酷な暑さに適応する機能性と持続可能性を高度に両立させたアパレルプロトタイプが共同開発されました。 プロダクトについて 炎天下の農作業を守る「HOPE WEAR for Farm」 「HOPE WEAR for Farm」は、農業との暮らしを持続可能にし、地球沸騰化時代に対応することを目指して開発された新しい農業ユニフォームです。空調服®のファン技術とSOLAMENT®を統合することで、ファンが作り出す空気層によって遮熱効果が最大化されています。これにより、一般的な作業服と比較して最大19.3℃の温度低下を実現したとのことです。Algorithmic Coutureによる、動きやすさと廃棄削減を両立したパターン設計が施されています。 ファン付きウェアのファンユニットのデザインは、機能性と現代的な美しさを兼ね備えています。 また、フーディーの背面には山脈のような穿孔パターンが施されており、通気性を高める工夫が見られます。 遊びと伝統を守る「HOPE WEAR for Play / HOPE WEAR for Culture」 暑さで制限される子供の外遊びをより自由にする「HOPE WEAR for Play」と、暑さによって存続が危ぶまれる伝統行事や風景を守るため、和服の特徴である直線的なパターンを採用した「HOPE WEAR for Culture」も同時に発表されました。 これらの製品は、2層に重ねた生地の表層にSOLAMENT®を採用して近赤外線をカットし、下層にプリーツ加工を施したメッシュ生地を取り入れることで、肌と表層の間に空間を創出しています。これによりSOLAMENT®の遮熱効果を引き上げ、一般的な製品と比較して最大3.6℃の温度低下を実現したとのことです。本コレクションを通じて、あらゆるシーンにおける気候変動への適応策が提示されています。 「HOPE WEAR for Culture」では、日本の伝統的な和服の要素を取り入れたデザインが特徴です。 青色の和服に点線で描かれた波状の模様は、日本の美意識と最新技術の融合を感じさせます。 SOLAMENT®について 住友金属鉱山による独自の素材技術「SOLAMENT®」は、太陽光などに含まれる近赤外線を吸収し、熱に変える機能を持つナノ微粒子を活かしたテクノロジーです。太陽光をコントロールすることで遮熱や発熱などさまざまな機能を発揮し、衣類や建築、農業など幅広い分野に革新をもたらすことが期待されています。 SOLAMENT®公式サイト: Synfluxの事業内容と「Algorithmic Couture」 Synfluxは「FASHION FOR THE PLANET / 惑星のためのファッション」をミッションに掲げ、2019年3月の創業以来、アパレル・ファッション企業との新商品開発や、大学・研究機関との共同研究など、多角的に事業を展開してきました。 ファッション産業では、生産や設計の過程で環境負荷を低減する新たなテクノロジーやソリューションが強く求められています。このような市場環境のもと、Synfluxは「ファッションデザインの力で、惑星と人類が生き生きする未来へ」というビジョンを掲げ、機械学習、3Dシミュレーション、アルゴリズミックデザインを駆使したデザインシステム「Algorithmic Couture」を開発・事業化しました。このシステムは、衣服生産において避けられない素材廃棄を最小限に抑える仕組みを提供しています。 「Algorithmic Couture」は、衣服の3Dデータから低廃棄に最適化された2D型紙データの生成を可能とし、従来の約15〜30%だった布の廃棄率を大幅に削減することが可能となります。現在の大量生産システムを乗り越える「最適化生産」への転換を掲げ、産業の効率化、環境への配慮、快適性の全て実現を目指しています。 Synfluxの公式サイト: Synflux株式会社について 会社名:Synflux株式会社 所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目9番11号 代表者:川崎和也/代表取締役CEO 設立日:2019年3月27日 事業内容:ファッションデザインのためのソフトウェア開発、循環型衣服設計・製造支援、サプライチェーンのデジタル化、合理化支援…