1 名前:七波羅探題 ★:2026/02/05(木) 20:39:53.87 ID:1TQ+mcrF9.net 「TVの未来は超ハイレゾにあり 」と張り切ってたTVメーカー各社、しかし現状はどこも苦戦中です。 世界2大ディスプレイ&TVメーカーの一翼のLGまでもが8Kテレビからひっそり撤退を決め、残るはSamsung(サムスン)のみとなりました。 「ディスプレイ市場、8Kコンテンツのエコシステムのトレンドを包括的に検証した結果」だとLGは年明けインタビューでFlatpanelsHDに明らかにしており、8Kはいったん塩漬けに。今年はもっと安価なOLED SEに注力する方向です。 LG最新の8Kテレビ「QNED99TUA mini LE」製造中止のニュースは1月末、FlatpanelsHDが複数の匿名ソースの話として報じました。今は平常価格5,300ドル(約82万8000円)のところ半額以下の2,500ドル(39万円)で叩き売り中なのですが、市場の反応は冷ややか。撤退を惜しむ声も特にあがっていなくて、「もともとこうなる運命だったのか」とさえ思ってしまいます。 残るSamsungも98インチの最新8Kテレビ「QN990H」をCESで発表したことはしたんですが、価格と発売時期は不明のまんまです。8Kテレビが花形だった2020年には3モデルも売り出していたのに、今は1モデルこっきり。しかも詳細不明。LGというライバルが消えて急ぐ必要もないんでしょう。ひとり相撲、エア卓球になった感が否めません。 去年出たSamsung QN900D(5,000ドル、78万1000円)は自分も見ましたが、肉眼で見てもあまりピンときませんでした。画質も明るさも文句なしにいいのはわかるのだけど、8K対応コンテンツを見せられても4Kとあんまり違わなくて…。たぶん無茶苦茶デカい画面じゃないと見分けるのはほぼ不可能と感じました。対応コンテンツ探すのもひと苦労だし。 ■そもそも8Kのコンテンツがなさすぎる ゲームの世界でも8Kは幕引きムードです。 2020年にSony PlayStation 5が売り出されたときには梱包の「8K」のシールが燦然と輝いて見えてたのに、 8Kの超高解像度で遊べるゲームは本当に少なくて、いまだに『ノーマンズスカイ』、『The Touryst (ザ・ツーリスト) 』ぐらいしかありません。 あとは『 グランツーリスモ7』みたいに、PlayStation 5 Proのアップスケーリング技術(PSSR)で高画質化できるタイトルがそれに若干加わる程度。 勢い失速で、2024年にはとうとうPS5の箱から「8K」の2文字が消えてしまっていました。 ■悲しくなるほど売れていない 8Kテレビがどれぐらい売れてないかを示す具体的な指標としては、市場調査会社OmdiaのアナリストのPaul Grayさんが2024年9月に発表した数字があるきりなんですが、それによると、2015年に日本で8Kが発表されてから世界全体を合わせても全メーカー合計で160万台売れただけ。 「2022年に8K販売数はピークを打った」とあるので今もあんまり変わってなさそうだし、リンク先でグラフ見ると8Kを示す緑が見えなくて気持ちがしゅるる~んと萎えます。 同時期、4Kテレビは破竹の勢いで伸びています。S&S Insiderの調べでは超高解像度(UHD)市場自体は3055億8000万ドル市場に成長。欧米購入者の7割は4K派で、商品の種類も増えています。明暗クッキリです。 ちなみに8K撤退を決めたのはTCL&SONYが先で、特に8Kヤバいヤバいと騒いでいたのはTCLでした。2023年の早い段階で「市況を見れば、みんなが求めているのと違うことは明らかだ」と言っちゃってます。 ずっと廉価TVのイメージだったTCLですが、先月SONYがテレビ事業を手放してTCLとの合弁に切り替え、TLCの出資比率は51%となりました。来年からSONYのハイエンドなBraviaブランドのOLEDとQLEDテレビも中国TLCが製造を手がけることになります。時の流れを感じますね。 HDMI 2.2の高画素化対応、8Kの240Hz対応をもってしても8Kの盛り返しにはいたらず、本年CESのフロアでもTVの最注目は発光層を2層にして明るさを高めたタンデムOLEDやWOLED、超小型LEDチップで色と光の精度を高めたマイクロRGBでした。高画素化が限界に達したと見てとるや次を考えるのがメーカーさん。さすがです。 GIZMODO2026.02.05 10:30 引用元:…