1: 匿名 2026/01/16(金) 16:55:45 【新研究】「やる気が出ない」という悩み:脳科学が突き止めた行動開始ブレーキの正体「やる気が出ない」。この言葉は、あまりにも日常的に使われています。仕事が手につかないとき、家事に取りかかれないとき、あるいはやるべきだと頭ではわかっているのに、どうしても体が動かないとき。私たちはつい、その状態を「怠けている」「自分に甘い」「気合が足りない」といった言葉で片づけてしまいがちです。しかし、最新の京都大学のチームの研究は、この直感的な自己批判に異議を唱えています。 実は、「やる気が出ない」という感覚の背後には、私たちの意思とは独立して作動する、精巧な脳内メカニズムが存在している可能性があるのです。研究チームが、1月9日付けでCurrent Biology誌に掲載した論文で、明らかにしたのは、やる気を生み出すアクセルではなく、「行動の開始」にブレーキをかける神経回路の存在です。このブレーキの正体を突き止め、さらにそれを操作することで、失われた行動意欲が回復することまで示されました。NewsPicks 研究チームが注目したのは、脳の深部に位置する腹側線条体(Ventral Striatum, VS)と腹側淡蒼球(Ventral Pallidum, VP)という2つの領域を結ぶ神経回路です。これらの部位は、これまでも報酬や動機づけ、意欲と深く関係する領域として知られてきました。そのため、多くの研究者は、これらが「やる気を生み出す装置」だと考えてきました。 ところが今回の研究は、やや逆説的な事実を示します。VSとVPを結ぶVS-VP経路は、特に「嫌なことが起きそうだ」と予測される状況において、行動を積極的に抑制する、いわば強力なブレーキとして働いていたのです。やる気がわかないのではなく、やる気にブレーキがかかっている。視点を180度転換させる発見でした。 私たちが「やるべきだとわかっているのに動けない」と感じるとき、それは判断力の問題ではなく、行動開始専用の回路がブレーキをかけている状態なのです。…