1: Ailuropoda melanoleuca ★ sCy2h/pK9 2025-12-23 12:08:21 2025年12月23日 07:00 【激動2025芸能・社会(2)】元タレント中居正広氏(53)の女性トラブルに端を発したフジテレビ問題が昨年末に明らかになってから約1年がたった。局が経営体制を一新し再出発を図る一方、中居氏本人は依然沈黙を貫いたまま。ただ社会復帰に向けて水面下で準備を進めているという。 発端は昨年12月19日発売の週刊誌報道だった。中居氏が芸能関係者の女性との間に約9000万円の示談金を払うトラブルが発生していたと報じられた。同25日には本紙がその女性が放送局に勤務していたことを伝えた。 後にその局がフジテレビで、中居氏に女性を引き合わせたのが同局編成幹部(当時)だったことも明らかになった。騒動は一気に広がり、中居氏は芸能界からの引退を発表。フジの番組からは多くのスポンサーが撤退し、経営陣が総代わりする事態にまで発展した。 関係者によると、中居氏は現在、人目を避けながら自宅で静かに暮らしているという。ただフジの第三者委員会が中居氏の行動を「性暴力」と認定したことについては、弁護士を通じて反論。本人が公の場に姿を見せたりコメントを出したりはしていないが、芸能関係者は「社会復帰の道を模索しているようです」と話している。 個人事務所は「廃業する」としていたが、公式サイトは残ったまま。弁護団も解散していない。代理店関係者は「数億円以上はあると言われている違約金の返済もかなり進んでいるようです。復帰に向けて準備を始めているのかもしれません」と推測する。YouTubeでの活動再開を目指しているとの情報もあるが、地元の神奈川・湘南の気心の知れた友人たちには「地元で何か事業がやれたらな…」とこぼすこともあるという。 中居氏がひっそりとした生活を送る一方、フジテレビにとっては激動の一年となった。経営の中枢に長く君臨した日枝久氏や、社長だった港浩一氏ら経営陣が退任。編成・バラエティー部門が解体されるなど組織も大きく変化した。編成幹部だった社員は現在、番組作りから離れている。 だがスポンサーはまだ完全に戻ってきておらず、制作費も大幅に減少。ある局員は「優秀な社員ほど会社を辞めており、金だけでなく人材も足りない」と頭を抱えている。その影響を受け、来春には平日朝の情報番組「サン!シャイン」が終了。ゴールデン帯のバラエティー番組など多数の番組が終了することも判明し、タイムテーブルが大きく変わる。 中居氏にとっても、フジにとっても、再生の道は依然、いばらの道となっている。(特別取材班)…