全てのレス元スレ 2: ◆U.8lOt6xMsuG:2017/12/17(日) 00:28:25.76 :O7RPYUsp0 「誕生日おめでとう、美穂」 今日は忙しい一日でした。 女子寮でみなさんに誕生日を祝ってもらって、夕方にはプロデューサーさんに呼び出されて、私にはもったいないくらいに夜景の綺麗なレストランに連れて行ってもらって、美味しい料理を食べて、そしてプロデューサーさんに今こうしてプレゼントを渡されて… 「開けて良いですか?」 「もちろん」 私は暗い車内で、小さな箱を丁寧に開けていきます。そして、その中で輝くものをみて、息を呑みました。 「これって…」 「うん」 指輪だよ、とプロデューサーさんは言ってくれました。暗がりの中で輝く、銀色の指輪は、とても綺麗で。また、思い上がりかもしれませんが、指輪と言うことはつまり、とこのプレゼントの意味も考えてしまいます。 しかしその答えも、プロデューサーさんはすぐにくれました。 「今はまだ…だけれど、いつかは美穂とそうなりたいって、まあ、僕の勝手な宣言みたいなものだけれど」 プロデューサーさんは、照れくさそうに頬をかきながら言ってくれました。…