1: 名無しさん 2025/12/23(火) 12:48:04.09 ID:TM768k3e9 全国でクマによる被害が相次ぐ中、クマがいない県として知られる千葉県では別の野生動物問題が深刻化しています。住宅街にも現れ、農作物に被害をもたらしています。 現在は18の市や町で生息確認 住宅街に現れたのは、特定外来生物に指定されている「キョン」。人に慣れているのか、近づいても逃げようとしません。それどころか、前足を地面にたたきつけながら、近づいてくる素振りも見せます。 別の場所では、キョンの群れに遭遇。近年は、市街地でも頻繁に見かけるようになっています。 地元の人 「見慣れていますね。庭でも、どこでも入ってきます」 「人も犬も全く恐れない。犬のことをばかにしている」 なぜ、千葉県で「キョン」が大繁殖しているのでしょうか? 千葉県自然保護課 城之内篤子さん 「キョンは繁殖力がとても強い生き物なんですね。また千葉県が温暖で冬でもかなり(草などの)餌(えさ)がある。また天敵もいないっていうところ」 生後わずか半年で妊娠できる体に成長する驚異的な繁殖力に加え、“クマがいない”千葉県には大型の肉食獣がいません。 そのためキョンの生息数は、10年前から2倍以上のおよそ9万4000頭に急増しています。 城之内さん 「勝浦市から始まりまして、周辺に増えていっているような形」 2001年に閉園した勝浦市の施設から逃げ出したキョンが野生化したとみられていて、現在は18の市や町で生息が確認されています。 農作物への被害 悩みは他にも… キョンの大繁殖で深刻化しているのが、農作物への被害です。 イチゴ農園を経営 大地雅子さん 「キョンが入り込んじゃったりするので、対策でブルーのネットを張って外から中に入って来られないように。ここに頭突きをして割っていきました」 割られた窓ガラス。ビニールの壁もキョンに体当たりされ、破られたといいます。イチゴの苗は、キョンに食べられていました。…