1: 匿名 2025/12/18(木) 21:53:35.53 ID:YChKVe730 BE:902666507-2BP(1500) 筆者が避難民に取材をする中で最も驚いたのは、ウクライナ戦争に関する情報や認識の違いだった。 「戦争は2024年8月に始まった」ロシア人避難民は口をそろえてそう言った。これはウクライナがクルスク州に本格的な攻撃を開始した時期である。 2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻したのは知っているか、と聞くと、「もちろん。私たちの街を通って軍は進んでいったから」と言う。 〈あれは特殊軍事作戦であり、戦争ではない〉という認識だろうか、と予想した。 しかし、そうではなかった。避難民によれば「ロシア軍はドンバスにロシア系住民を助けに行った。そして、それは遠くで起こっていることで我々には関係がなかった」のだという。 「キーウが攻撃にあっていることを知っていますか?」と筆者は聞いた。どこまで認識の齟齬があるのかを確認しなければならない。 すると、3人とも顔を見合わせて、「知らない」と言った。 筆者が、キーウに長くいるが、ほぼ毎日のようにロシアによる攻撃がある、と言うと、目を丸くして驚き、困惑していた。「なぜキーウが攻撃されるのか?」と3人で顔を見合わせた。 「日本がロシアに制裁を課していることを知っていますか?」と問いかけてみた。 「知らない。なぜ日本がロシアに制裁を課すのか?」と不思議そうにしていた。しかし、3人で考えた後、アメリカの言うことを聞くしかないのね、と結論付けたようだった。 略 クルスク州で活動したウクライナ軍広報部の大佐にも話を聞いた。クルスク州で活動をするにあたり市民とも多くの交流を持ったという。彼はロシア市民に対してどう思うか、という問いに対し短く次のように言った。 「国際水準の情報を持ってほしい。あまりにも情報から遮断されている」 そして次のように付け加えた。「ロシア市民に反プーチン運動をしてほしい、ウクライナを理解してほしい、などとは言わない。とにかく国際水準の情報がないと、会話が成り立たない」 以下略…