141: 名無しさん@おーぷん 20/07/17(金)12:23:00 ID:fM.9q.L1 『時をかける少女』を観て思い出した自転車事故の衝撃話。小学生の時、登校班のみんなで学校へ向かう途中、急な上り坂の中腹に大人がギリギリ触れ合わずすれ違えるくらいの狭い歩道があった。そこを歩いていたら、前方から女子高生が自転車を飛ばして下ってくるのが見えた。遅刻しそうで焦ってたのか、歩道なのにものすごい速さ。『時をかける少女』で主人公が坂道を自転車で駆け下りるシーンがあるけど、まさにあんな感じのスピードと勢い。「危ない!」と慌てて端へ寄ったり、車道に出たり(車が通ってなかった)しながら避けた。が、あまりのスピードだったため、最年少の男の子が避け切れずに足を轢かれた。片足分逃げ遅れた足首の上へ自転車が乗り上げるようにして轢いた瞬間が、スローモーションのように見えたのを覚えてる。痛い痛いと泣き出す男の子、どうしようどうしようとオロオロする女子高生、あまりのことに固まる私たち他の小学生。幸いすぐに騒ぎを聞きつけた近所の奥さんが来て、救急車を呼んだり、女子高生の連絡先を聞いてとりあえず高校へ行かせたりその場を収めてくれた。結局男の子の足はかなり派手に骨折しており、それから数ヶ月ほど松葉杖をついていた。エレベーターのない団地の3〜4階に住んでいたから、1人では狭くて急な階段を登れず、お母さんが毎回抱っこして上り下りしていて大変そうだったのが印象に残ってる。で、加害者女子高生だけど、結局お咎めなしで治療費も支払わなかったと親から聞いた。又聞きの又聞きであやふやだけど、そのあたりで権力のある地主の娘だったらしく逆えず、被害者家族は泣き寝入りしたんだとか。目の前で事故を目撃したのももちろんだけど、首都圏のそこそこ発展してる街で、それまで耳にしたこともなかった「地主の権力が〜」なんて話を聞いたのも衝撃だった。…