
1: 匿名 2025/12/13(土) 12:24:31.46 ID:Rg48tpmr9 映画の推し事:ろう者、クルド人… 超多言語喜劇「みんな、おしゃべり!」の舞台裏 | 毎日新聞 >> 磯崎由美 有料記事 2025/12/13 12:00 インタビューに応じる「みんな、おしゃべり!」の河合健監督=東京都千代田区で2025年11月12日、新宮巳美撮影 「みんな、おしゃべり!」の河合健監督はコーダ(ろう者の親を持つ聴者)で、「マイノリティーとマジョリティーの中間」から社会を見つめてきた。これまでの“聴者目線”でろう者を描いた映画に違和感を覚え、「どちらも楽しめる」作品を企画。マイノリティー言語の人々がぶつかり合う姿を通し、多様性の課題をエンターテインメントに昇華した。河合監督に聞いた。 物語は、ろう者が営む電器店にクルド人が来るところから始まる。言葉の通じない2人はささいな勘違いから対立を深め、商店街の共生プロジェクトは混乱。やがて店主の息子が描いた謎の文字が、街を巻き込む大騒動に――。 俳優のほとんどは演技初挑戦の当事者。足りない宣伝費はクラウドファンディングで集めた。言語とは何かという壮大なテーマに挑んでいる。 ここまで笑ってもらえるとは ――10月の東京国際映画祭で公式出品作に選ばれ、上映ではあちこちで笑いが起きていました。 ◆まずはろう者やコーダ、クルドの人たちの反応がとても良く、安心しました。ここまで笑っていただけるとは想定していなかったのですが、さまざまな人に楽しんでいただけているようで、良かったです。 ――どんな着想で作られたのですか。 ◆メディアが多様化して配信作品が増える中で映画の魅力とは何かを考え、映画館でこそ面白さを発揮できる作品を作ろうと考えました。 コーダやろう者を通じて言語を題材にする作品は、映画製作を学び始めた頃からあたためてきました。言語って何だろうと考えるほど分からなくなるのですが、その混乱をありのままに描こうとしました。 ――これまでろう者を題材とした表現作品にあった違和感とは? ◆聴者の目線で作られているので、聴者が「ろう者のこんな世界があるのか」と感銘を受けても、ろう者にも面白いのか疑問がありました。音情報を文字にした「バリアフリー字幕」付き映画も説明になりがちです。なので、これまで聴者寄りだった軸を、できる限りろう者と聴者の中間にずらそうと試みました。 読めない言語もあえて字幕で ――本作では字幕も映画を構成する重要な要素になっていますね。 ◆ろう者と聴者が受け取る情報量が変わらないよう、微妙なバランス調整をしています。前半のクルド語はクルド文字の字幕で、クルド人以外は分からないと思います。 ――多くの人が読めないクルド文字をあえて入れた理由は? ◆外見で外国人と分かる人が映っていても、ろう者にはどんな言語をしゃべっているかは分かりません。日本語の可能性もありますよね。でもクルド文字を入れると「この言語は… 残り2615文字(全文3681文字) ※関連スレ 【映画】日本語&手話とクルド語で、言語・コミュニケーション格差を描く前代未聞のコメディ「みんな、おしゃべり!」11月下旬公開 [少考さん★] >>…