1. 匿名@ガールズちゃんねる 葬儀を終え、諸々の支払いを済ませたとき、健二さんの手元に残ったのは、古びた実家とわずかばかりの現金だけ。翌月から父の年金は止まります。 生活費が尽きる恐怖に駆られた健二さんは、意を決して市役所の生活福祉課へ向かいました。「父が死んで収入がない。もう貯金もないから生活保護を受けたい」と頼み込んだのです。しかし、窓口で担当者から告げられた言葉は、無情なものでした。 「健二の話では、窓口でまず資産の確認をされたそうです。『持ち家にお住まいですね』と。彼は『家はありますが、売ったとしても二束三文です。それに、今すぐ現金化できるわけじゃありません』と答えました。すると担当者は彼の年齢と健康状態を確認し、こう言ったそうです。『佐藤さんはまだ52歳でお若い。体に障害や病気があるわけでもない。住む家もある。生活保護の前に、まずはハローワークに行って職を探してください』と」 健二さんは「20年も働いていない自分に仕事なんてあるわけがない。精神的に働ける状態じゃない」と食い下がりましたが、医師の診断書もなければ、障害者手帳もありません。役所側からすれば、彼は単なる「働けるはずの健康な男性」でしかなかったのです。 「『自業自得』と言われればそれまでですが、あまりに救いがなくて……。親戚としても、自分の生活がありますから、これ以上面倒なことに巻き込まれないよう、距離を置くしかないのが現実です」 2025/12/09(火) 22:35:52…