1: 冬月記者 ★ qfAbDOyV9 2025-12-05 08:45:59 西武 日本ハムからFA・石井と契約合意、3年総額4億円、背番号4 桑原に続きFA補強2人は球団史上初 日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した石井一成内野手(31)が西武と契約合意したことが4日、分かった。 3年連続Bクラスの5位に沈み、打撃部門の補強が急務だった西武は交渉解禁初日からアタックを仕掛け複数年契約と背番号「4」を提示して、熱意を伝えてきた。 DeNAからFA宣言した桑原将志外野手(32)も獲得し、球団史上初めて同一年に2人のFA補強に成功した。 西武側のラブコールが石井に届いた。「背番号4」と出来高払いを含めて3年総額4億円規模とみられる条件を提示され、熟考の末に移籍することを決断した。 日本ハムも複数年契約を提示して宣言残留を認め、石井も11月中旬のトークショーで「“残って”という声も聞こえて、めちゃくちゃうれしかったです。いろいろ悩んで決めたい」と語っていた。 西武からは交渉解禁日となった11月13日に即日アタックを受け、約20日間悩み抜いた。19年以来のリーグ優勝を目指す西武から戦力として熱望され、出場機会を望む石井も環境を変えることでプロ野球選手として成長できるという思いが芽生えていた。 西武は3年連続Bクラスの5位に沈んだ今季、チーム打率・232、長打率・328がいずれもリーグ最下位。特に内野手の整備は課題の一つで、外崎、源田は32歳とベテランの域に入ってきている。 新庄監督も認めるパンチ力のある打撃を生かして二塁の定位置をつかんだ石井は、今季の西武戦で対戦球団別で最も高い打率・356、出塁率・406、3本塁打をマークしていた。通算743試合出場を誇る経験豊富なユーティリティー内野手への高評価は、自然な流れだった。 西武は08年以来の日本一を目指し、今オフは本気の補強に動いている。台湾プロ野球・統一から台湾代表の4番・林安可(リン・アンコー)を獲得。 97年の中嶋聡、07年の石井一久、16年の木村昇吾(FA宣言は15年)以来となる、4人目のFA補強として11月25日にDeNAから桑原の加入を発表。 さらに、球団史上初となる同一年2人目のFA移籍選手として、石井が加わる。今季年俸4000万円の石井はCランクとみられ、補償は必要ない。 背番号「4」は過去に球団では片平晋作、笘篠誠治、高木浩之らが背負った。来季は1~9番の全打順でスタメン出場するなど、起用法に柔軟に対応してきた万能内野手の石井がつける。巻き返しを期す西武に、大きな戦力が加わる。 ◇石井 一成(いしい・かずなり)1994年(平6)5月6日生まれ、栃木県出身の31歳。作新学院から早大を経て、16年ドラフト2位で日本ハムに入団。高2夏、高3春夏と3季連続で甲子園に出場。大学では3年春にベストナイン、4年時は主将を務めた。日本ハムでは17年に新人で114試合に出場。今季はキャリアハイの打率.259、86安打をマークした。1メートル82、86キロ。右投げ左打ち。…