【ロゼレム】新しいタイプの睡眠薬メラトニン受容体作動薬の効果、副作用について解説します。メラトニンのサプリについても解説します。 - YouTube次に「メラトニン」についてです。日本では「メラトベル」という名前で小児の神経発達症(ADHDや自閉スペクトラム症など)の睡眠リズム障害に対して保険適用で処方されています。大人には保険適用外です。海外ではメラトニンはサプリメントとして市販されており、個人輸入して飲んでいる方もいます。メラトニンは加齢とともに分泌量が減っていきます(10代がピークで、50~60代になると10分の1程度になるといわれています)。そのため、高齢になると「寝つきが悪い」「眠りが浅い」と感じる人が増えるのは自然な現象でもあります。メラトニンサプリ・メラトベルもロゼレム同様、体内時計の乱れがある人、年齢によるメラトニン分泌低下で眠りが浅くなった人には一定の効果が期待できますが、不安や興奮が強い不眠には効きにくい傾向があります。結論として「すぐにガツンと寝たい」「寝つきが悪いのが主な悩み」という方は、従来型の睡眠薬(マイスリーなど)の方が実感しやすいことが多いです。「睡眠リズムを整えたい」「依存性の少ない薬がいい」「中途覚醒や早朝覚醒が辛い」という方は、ロゼレムやメラトニン系を検討する価値があります。ただし、いずれも効果には個人差が大きく、まずは専門医と相談しながら試してみるのが一番です。…