1: 名無しさん 2025/11/07(金) 13:30:47.40 ID:Wpuh9ftq9 全国でクマによる被害が相次ぐ中、クマに関する有識者や専門家らで構成するNGO「日本クマネットワーク」(代表=小池伸介・東京農工大教授)は11月6日、クマをとりまく現状と今後の被害防止対策についてまとめた提言を公表した。 これによると、これまではクマの攻撃は「身を守るため」と考えられてきたが、今秋は「意図的に攻撃している事例」が各地で確認されているという。 同ネットワークは「クマ類による被害は、もはや個人の対策だけでは防ぐことが出来ない状況」として、人命確保を最優先に従来の対策を継続しつつ「これまでにない科学的な対応・制度の改変が急務」と提言している。 環境省によると、今年度は11月5日までにクマによる被害で13人が死亡している。 ●これまでの常識では理解できないクマの行動 日本クマネットワークの資料によると、2018年までの40年間でクマの分布が約2倍に拡大。出没の多い地域では秋の主食であるドングリ類が不作で、そうした年には、クマは行動範囲を広げる傾向にあったという。 クマの攻撃は「身を守るため」「子グマを守るため」がほとんどだと考えられていたが、今秋は「複数人で行動していても襲われ、あるいは最初から意図的に攻撃する事例」が各地で発生しているという。 同クマネットワークは「特定のクマ個体の特異な行動なのか、複数のクマが人間への警戒心を低下させている、といったクマ側の特性によるものなのか、人間側の特定の行動などに起因するものなのかについては分かっていません」としている。 また、これまで出没が確認されていなかったような市街地の中心部や住宅街でも、クマはパニック状態で逃げ惑うことはなく、日中でも落ち着いた行動をしている事例も複数、確認されているという。 しかし、こうしたクマが、どのような個体であり、どのような目的で侵入したのかもわかっていないという。…