1: 鉄チーズ烏 ★ cTCY0LJw9 2025-11-04 18:12:56 谷口輝世子スポーツライター 11/4(火) 10:37 ワールドシリーズ第7戦でロサンゼルス・ドジャースに逆転負けし、惜しくも初優勝を逃したトロント・ブルージェイズだったが、現在はカナダ唯一のメジャーリーグ球団として国内の関心を一身に集めた。 放送権を持つロジャース・コミュニケーションズ社(Rogers Communications Inc.)は3日、第7戦の少なくとも一部を視聴した人が1850万人に達したと発表した。これはカナダの人口、約4100万人の45%に相当する。第7戦の平均視聴者数は1090万人で、これを上回る英語放送の視聴者数は自国開催だった2010年バンクーバー冬季五輪のみである。 第7戦の視聴者数のピークは、九回裏にアーニー・クレメントが二死二塁の場面で打席に立った瞬間で、1400万人に達した。ということは、カナダの人口の30%強が見ていた計算になる。試合前番組も230万人、試合後の放送も120万人が視聴。シリーズ全体の平均視聴者数は750万人にのぼり、7試合すべてがブルージェイズ史上最多の視聴記録となった。 カナダにおける各試合の平均視聴者数は以下の通りだ。 第1戦 – 700万人 第2戦 – 660万人 第3戦 – 580万人 第4戦 – 620万人 第5戦 – 720万人 第6戦 – 940万人 第7戦 – 1090万人 放送権を持つスポーツネット局(Sportsnet)は、東・オンタリオ・西・太平洋の4地域チャンネルを基盤に、カナダ全土をカバーするスポーツ専門ネットワーク局だ。そのSportsnetを運営するのがロジャース・コミュニケーションズ社(Rogers Communications Inc.)で、2000年にブルージェイズの株式を取得し、2004年以降は単独オーナーとなった。 ワールドシリーズに勝っていれば、さらなる盛り上がりが期待できただろうが、オーナー会社のメディア戦略は、第7戦までの死闘によって大きな成功を手にしたといえるだろう。…