1 : 名無しさ... - 25/08/09 23:08:15 LnJn 1/14 せみしぐれが降りそそぐ、ある夏の日のことでした。「おーい、ほたるー」「プロデューサーさん……」 帰り道を歩く私に声をかけてきたのは、私のたった一人のプロデューサーさん。5年前からなにもかわらない笑顔で、ちいさく手を挙げていました。「待ちくたびれたよ。暑い中外で人探しするもんじゃないなぁ」 そう言ってからからと笑う彼は、汗一つ見せずに私を見ています。その目は大切ななにかを伝えようとしているようでした。もちろん、私には分かっています。でも。 元スレ白菊ほたる「ほたるのはか」…