1: 名無しのアニゲーさん 2025/09/24(水) 09:24:09.32 ID:rRncJGzJ0 岩田 その当時、Wiiは「レボリューション」という 開発コードで呼ばれていましたが、 レトロスタジオの人たちの評価は、 絶望的と言っていいほど低かったんですよね。 田端 レトロスタジオの人たちは、 グラフィックがどんどんきれいになり、 計算速度がすごく速くなって、 いろんな機能がたくさんついているという方向だけが、 これからのゲーム機のあるべき姿だと信じていたんだと思います。 ところがレボリューションで、まったく方向性の違う提案をされて、 「これじゃダメだ」って強く感じてしまったようでした。 田邊 だから最初、Wiiのスペックだけをある程度伝えたとき、 彼らは「このままでは、任天堂は危ない!」って、 本気で心配してましたから。 そこで、岩田さんを説得にかかったんですよね。 「このままのスペックだと アメリカのマーケットでは絶対に売れない!」って。 岩田 はい。「何とか考え直してください!」って、 機会があるたびに本気で言われました(笑)。 当時はまだ最終形が見えていないから、 そう感じてしまうのは、無理もないことなんですね。 本社内でさえ、不安を感じていた人が少なからずいたのも事実ですし。 そこで、ヌンチャクの試作品ができたときに、 レトロスタジオの人たちにムリを言って、 ゲームキューブの『メトロイドプライム2』を ヌンチャクで操作できるようにしてもらいました。 ただ、当時はヌンチャクも未発表の段階でしたし、 機密を保持する必要がありましたので、 レトロスタジオの中でも、ごく少数の人だけにしか知らせずに デモソフトをつくってもらったんですね。 それは、最初からすごく手応えが良かったんです。 田邊 2005年の東京ゲームショウ(>>9)のタイミングでしたね。 そのとき僕は、たまたまテキサスに滞在していて、 発表の直前に彼らにもヌンチャクを触ってもらうことにしました。 デモソフトの制作に関わらなかったスタッフを全員集めたんですけど、 そのときの光景はもう忘れられないです。 ヌンチャクを触った瞬間から 目の輝きがすっかり変わってしまって、 彼らの驚きようったら、ホントにすごかったんです。…