1: 蚤の市 ★ 2025/06/08(日) 11:23:58.38 ID:P0q/QgW+9 夏の参院選で改選45選挙区全てに候補者擁立を予定する参政党が鹿児島県内で浸透を図っている。結党から5年で全国の地方議員は140人を超え、県内でも5人が活動。動画や交流サイト(SNS)の発信にも力を入れる。既存政党への不満の受け皿になっている側面もあり、各陣営は動きを注視している。 党県連が5月13日、鹿児島市で開いた「島の政策を語る会」。三島村や与論町など党所属議員らが地域課題を訴え、参院選鹿児島選挙区(改選数1)で立候補予定の医師・牧野俊一氏(39)と懇談した。2時間の会合はライブ中継された。 ■信用 2020年に発足し、22年参院選で現代表の神谷宗幣氏が議席を獲得した。衆院議員3人を合わせ国会議員4人。神谷氏は「国政政党になって信用が上がり知見のある人を擁立できるようになった」と明かす。夏の参院選は比例代表も合わせて6議席獲得を目指す。 県内では22年参院選で初めて候補者を立て、約4万7000票を集めた。喜界町議選当選者を同年に公認し、初の議員が誕生。三島村、南九州市、鹿児島市、与論町の議会議員選で公認候補4人が続いた。与論の池田理恵氏はトップ当選だった。西之表市、奄美市には党サポーター議員がいる。24年衆院選の県内比例票は2万8340票(得票率4.2%)で共産党を上回った。 ■組織 原動力は地方組織だ。全都道府県に287支部(24年11月時点)を開設。鹿児島でも衆院4選挙区に支部があり、23年4月に県連を立ち上げた。党費と個人寄付、政治資金パーティー「参政党フェス」の収入を活動資金とする。県連の櫻木隆志副会長は「目指す政治はボトムアップ型。支部こそが心臓部だ」と語る。 県内の党員・サポーターは約800人。離島政策の会合に訪れた大隅の60代自営業男性は、知人の勧めで党の動画を見るようになった。「既存政党に期待できない。参政党なら政策が前に進む気がする」 ■他党 参院選で立候補予定者を公認・推薦する他党の県組織幹部はどう見ているか。 元参院議員秘書の尾辻朋実氏(44)を推薦する立憲民主党県連の柳誠子代表は「オーガニックの推進など一部主張が重なる部分もあり動きを注視している」としつつ、「選択的夫婦別姓や同性婚に反対するなど、受け入れがたい部分もある。私たちの政策が届くよう訴えていきたい」と話す。 「結社の自由がある。それぞれ考えがあり頑張るということ」と語るのは元参院議員の園田修光氏(68)を公認する自民党県連の吉留厚宏幹事長。「自民の票を取られるかもしれないが、既存の秩序に対する挑戦という意味では他野党の票も取る可能性がある。プラスマイナスある」とみる。 元県議の松崎真琴氏(67)を擁立する共産党県委員会の山口広延委員長は「政策は保守的な印象。SNSを通じて頻繁にアピールすることで支持を広げ、若い層を捉えている」とする。一方で「支持基盤が見えず、政党の実態はつかめない。新しい政党の評価は慎重にしたい」と話した。 ◇参政党 元自民党員で大阪府吹田市議だった現代表の神谷宗幣氏を中心に2020年に発足。22年参院選で神谷氏が初の議席を得て政党要件を満たし、24年衆院選でさらに3人が加わった。党綱領に「天皇を中心に一つにまとまる」と掲げ、男系皇位継承や神話教育を主張。選択的夫婦別姓や同性婚に反対し、不法移民の取り締まり強化を訴える。過度なワクチン依存も批判し、コロナ禍ではマスク着用は自由とした。 南日本新聞 2025/06/08 06:30 引用元: ・【参政党】発足5年で浸透じわり…「地方議員140人超」は既存政党への不満のあらわれ? 夏の参院選控え他陣営も動向注視 [蚤の市★]…