716: 名無しさん@おーぷん 2015/09/15(火)20:53:53 ID:n4o 昔々の母の友人の神経わからん話。プロローグが長いのは勘弁w私の両親は昔から田舎暮らしに憧れていて兄と私が大学生になったらふたりとも早期退職して(共働きだった)田舎暮らしを始めるという計画は結婚前からふたりの夢としてあったそうだ。父も母も一人っ子で、ふたりとも20代前半で親を亡くしているので相続した遺産はあるが、夢に対して反対する者はいないという条件がうまい具合に揃ってたこともあった。私たちの家族旅行は、最初のうちはその“終の棲家”となる土地探しだった。海沿いの田舎町より山岳の田舎町希望だったらしくてとにかく山ばっかり連れて行かれた。私が中学に入った年に、中央アルプスが見える田舎町に決まって土地を購入してからは長期休暇の度にそこの近くの温泉地で泊まったりバンガローを借りたりして四季の過ごし方に慣れるようにした。一方で父も母も社交的な人だったので、買った土地周辺の人たちと交流を持ち家に帰れば家庭菜園や日曜大工を勉強したりと、着々と準備をしていた。そして私が大学に入学した年に、父と母は予定通り早期退職し父は独立してフリーランスになった。…