1::2025/10/15(水) 17:51:43.32 ID:Ds7yfyFc0 BE:618719777-BRZ(11500) 日産の新型「リーフ」、国内発表からわずか1日でトヨタに抜かれた基本性能/経営再建に向けた「世界戦略車」にただよう不安の声 秦 卓弥 : 東洋経済 記者 「トヨタにしてやられた――」 日産自動車は10月8日、電気自動車(EV)の新型「リーフ」の国内発表会を開いた。そのわずか1日後、開発現場ではそんな声が上がったという。翌9日、トヨタ自動車が発表したEV「bZ4X」の一部改良。その基本性能や価格設定がリーフを凌駕するものだったからだ。 2010年に世界初の量産型EVとして投入されたリーフは、日産を象徴する車種の1つだ。今回は、2代目リーフを発売した17年から8年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施、従来のハッチバックからクロスオーバー型のEVとして全面刷新した。 2::2025/10/15(水) 17:51:53.35 ID:Ds7yfyFc0.net BE:618719777-BRZ(10500) 経営再建へ向けた戦略車種の第1弾 深刻な経営危機に陥る日産にとって、欧米日の主要市場に投入するリーフは、経営再建に向けた世界戦略車の第1弾として大きな期待を担っていた。 「この車が市場で受け入れられることが、日産復活のトリガーの1つになると信じている」。国内販売を担当する杉本全・執行職は、8日に開かれたリーフの国内発表会でそう力強く報道陣に語っていた。 3代目リーフの最大の売り文句は、「磨き上げたEV性能」だ。 容量78kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は最大702kmを実現した。従来モデルの最大450kmから5割引き上げられ、8日時点では国内メーカーのEVで最長となった。 リーフを開発したエンジニアによれば、「航続距離で700kmの大台を超えることにあえてこだわった」と言う。これまでは航続距離の短さや充電時間といった「EV購入の壁」によってEVの普及は進まなかった。そうした顧客の不安を払拭することを狙った。 単純にEVの航続距離を延ばすだけなら、バッテリーの搭載量を増やせばいい。しかし、ただでさえコストのかかるEVで、バッテリーをより多く積めば販売価格は跳ね上がるうえ、車体が重くなり電費効率も悪化する。 日産は空力抵抗や熱エネルギーの統合制御技術を磨き上げ、バッテリー容量以上にリーフの航続距離を延ばすことにこだわった。急速充電性能も向上させ、満を持して8日の国内発表会に臨んだ……はずだった。…