韓国ネットの反応 韓国のネット掲示板で、「2025年ノーベル化学賞を日本の教授が含まれる3人の科学者が共同受賞した」というニュースが話題になっている。受賞理由は、“金属有機構造体(MOF:Metal-Organic Framework)”という新しい分子構造の発見と応用研究。この構造は金属イオンを「結び目」とし、有機分子を「橋渡し」として組み合わせることで、分子の内部に無数の微細な空間(穴)をつくり出すものだ。この「微細な空間」は、空気中の水分を集めたり、汚染物質や二酸化炭素を吸着したり、エネルギーを効率的に貯蔵したりといった応用が期待されている。ノーベル委員会によれば、今回の発見は「新しい分子構造設計の道を開いた」として評価され、日本・京都大学の北川進教授、オーストラリアのリチャード・ロブソン教授、アメリカUCバークレー校のオマール・ヤギ教授が共同で受賞した。MOFは1980年代後半から研究が進められており、気体を選択的に吸着できる“分子のスポンジ”とも呼ばれる。日本では北川教授が1990年代にこの構造を安定的に制御することに成功し、以後の環境工学やエネルギー科学の基礎技術となっている。この記事へのコメントはこちらからお願いします。…