1 名前:おっさん友の会 ★:2025/05/07(水) 14:31:56.77 ID:MA3Gchvq9.net 日経ビジネス 2025/05/07 「はたらけど猶わが生活楽にならざり」。歌人・石川啄木はかつてこう嘆いた。日本は、同様の窮乏化成長の道を歩んできた――。 日本経済研究センターの岩田一政理事長の分析によると、1990~2023年の間、日本の1人当たり労働生産性は毎年平均0.6%ずつ伸びてきた。これに対して実質賃金は、1996年をピークに同マイナス0.4%の下落基調にあるという。 労働生産性の伸びと実質賃金の伸びは通常、比例関係にある。90年の以降の日本経済は、この比例関係に反した動きを経験してきた。実質賃金の伸びがマイナスならば、1人当たり実質消費の伸びもマイナスになる。 岩田氏はこの1%の差が生じる理由を「0.6%は交易条件の悪化。0.4%は社会保障費の負担増」と見る。交易条件の悪化は、原油をはじめとするエネルギー資源価格の上昇や円安が原因だ。社会保障負担率(国民所得比)は90年の10.6%が2024年には18.4%に上昇した。 日本が窮乏化成長から脱しようと思うなら、①労働生産性をさらに高める②円安を防止する③エネルギーの自給率を高める④社会保障費の負担を軽減する――のいずれか、もしくは全てを実現しなければならない。 引用元:…