
転載元: 525: どうですか解説の名無しさん 2025/05/01(木) 22:45:59.15 ID:Z6Mq14Bua 【谷繁元信】巨人田中将大、分岐点は初回の坂倉の打席…最後の外角直球はもったいない選択だった 巨人田中将大投手(36)は、初回の坂倉との対決が分岐点になった。小園、矢野と打ち取り、立ち上がりは上々だった。そこから連打されたが、どちらも飛んだコースが良かっただけ。ゴロを打たせており、しょうがない。問題は、2死一、二塁で迎えた坂倉を抑えられるか。それができれば、そのままスッといくのではないか。試合のポイントになると思い、注目した。 初球の内角カットが外れ、2球目はアウトローへ真っすぐが決まり見逃しストライク。147キロで非常に素晴らしい球だった。アウトロー真っすぐが、この日の軸になると感じさせた。田中将は明らかにギアを上げていた。そしてフルカウントから7球目、またも外真っすぐ。これが甘くなり、中前へ先制打を許した。さらに2点を失った。 配球を論じるのは結果論と言われるかもしれないが、私なら坂倉への最後の1球は外から入るスライダーないしスプリットにしたと思う。というのも、この打席だけで、外真っすぐは7球のうち4球を数えた。さすがにそろえすぎた。捕手の甲斐としては、裏をかこうとしたのかもしれない。あるいは、田中将がバランスよく外に真っすぐを投げられていたため、最後も同じ球でと考えたのかもしれない。だが、申し訳ないが、今の田中将は真っすぐを振らせたり、力で押し込んだりする投手ではなくなっている。3失点につながったことを考えると、もったいない選択だった。 でき自体は決して悪くはなかった。同じ球種でも打者の右左でばらつきはあったが、2回以降はいい攻めを見せていた。2回2死一、三塁では、坂倉に内へカットを見せた後、外のスプリットで打ち気をそらす二ゴロ。3回先頭のファビアンは、初球カーブで大胆にストライクを奪い、2球目はツーシームで懐を攻め、3球目もツーシームで遊ゴロ。初回3失点の後に、田中将がやっていくべき打ち取り方があったと思う。 つまり、その日のボールの質や体調に基づき、打者をどう抑えていくか。そのための組み立てとコントロールを駆使していく。これまでとは異なる駆け引きが求められる。そういう新たなスタイルを相手に植え付けていくことで、再び真っすぐを生かすこともできるはずだ。とにかく、打者に気持ちよく振らせない投球をできるか。それが、カギになる。(日刊スポーツ評論家) 要約すると、田中の出来は悪くなかった、甲斐のリードに一考の余地あり…