転載元: それでも動く名無し 2025/03/29(土) 11:29:25.81 ID:lWoDrGcr0 大谷のことについて触れるとき、同級生たちは見上げるか、やや無理をして同等と見なそうとするか、そのどちらかだったような気がする。 だが、藤浪はそのどちらでもなかった。背丈がともに190cmを超えているということもあるのだろうか、まさに同じ目線で語っているように感じられた。 「そうですか? 遠いは遠いですよ。すごいなと思います。二度と出てこないんじゃないですか」 口ではそう言うものの、言葉ほどの感情がこもっているようには感じられない。 「なんて言うんでしょうね、語弊があるかもしれないんですけど、大谷に対する思いがどれくらいのウエイトを占めてるかって言われたら、そんなに……っていう。 ほんと言うと、ぶっちゃけどうでもいいんですよ。すげえなと思うけど」 どうでもいい——。 そう言えるのも藤浪だからこそのように思えた。 「自分の人生に自分が満足できりゃ、それでいいやと思ってるんで。だから、ぶっちゃけ、ほんと、大谷への思いとか聞かれても。別に嫌いなわけじゃないですよ。会ったら普通に話しますし。でも、そんな感じです」 2: それでも動く名無し 2025/03/29(土) 11:30:34.44 ID:PYKzHo5t0 住む世界の違う人やからね まぁどうでもいいと思うのは大谷側やろうけど…