1 名前:@仮面ウニダー ★:2025/03/26(水) 12:50:42.77 ID:Vk7n7AFi.net ー前略ー 韓国チェーンが日本で根付き始めた要因として大きいのが、市場の醸成だ。日本と韓国は歴史問題などで対立が続いているものの、 ポップカルチャーでの交流は盛ん。とくに若者を中心に、コスメや音楽などを通して韓国文化を好む人は多い。 その影響を受けて、新大久保が韓国文化の一大集積地になったりした。ただ、盛り上がりは一部の地域と人に限られており、 一般層にまで広がりきっていなかったのも事実だ。 しかし、その状況に大きな変化が見られている。背景を理解するために、過去4回あった韓流ブームを整理しておきたい。 ・ 第1次ブーム(2003年頃):「冬のソナタ」で韓流という言葉が定着 ・ 第2次ブーム(2010年頃):KARA、少女時代、BIGBANGでK-POPが定着 ・ 第3次ブーム(2016年頃):チーズドッグ、チーズタッカルビがSNS発で大ヒット。新大久保が聖地に ・ 第4次ブーム(2020年頃):「愛の不時着」や「梨泰院クラス」 など、ネット配信のドラマが大ヒット なかでも大きな影響を与えたのが、コロナ禍の中で起きた第4次ブームだ。行動制限の影響で「ネットフリックス」をはじめとした 動画配信サービスの加入者が増加し、韓国ドラマが世代を問わずヒットしたことは記憶に新しい。 ドラマで飲食シーンが映されたことなどから、韓国料理に対する日本人の関心も高まった。 その結果、多くの企業が韓国料理業態の店を出し、コロナ禍中、そしてコロナ禍明けの外食ニーズを取り込んでいった。 ■コロナ禍の中で大きく成長できた2つの理由 ー中略ー これまでのブームでは「チゲ鍋」や「チーズタッカルビ」「ヤンニョムチキン」など、わかりやすい流行り廃りがあった。 しかし、現在は業態の細分化が進み、「ナッコプセ」や「サムゲタン」「タッカンマリ」などの専門店も出てきており、 高い人気を獲得している。つまり、日本において韓国料理市場が醸成したといっていいだろう。 ■韓国側の出店戦略も変化 これまで韓国から日本に上陸したチェーン店は「韓国で人気」という切り口でPRを展開したり、出店場所をニーズの読める 新大久保にしたりといった傾向があった。しかし、ここ最近起きている現象は少し趣が異なる。 「マムズタッチ」の出店場所は渋谷で、「マンモスコーヒー」は虎ノ門、そして「オボンジップ」は神田など、従来では 考えられなかった場所に1号店を出している。その背景には、業態の持つ力で日本に受け入れられ、店舗を拡大していこうとする 強い意志がある。 筆者は、「マムズタッチ」と「マンモスコーヒー」については成功の可能性は高いとみている。「マムズタッチ」は ポップアップストアを開き、日本市場をマーケティングしてから1号店のオープンをしていることから、日本での成功に対する意識が強い。 ー中略ー 同店は「母の温かい手」という意味のある店名のとおり、真心を込めて作り上げる手づくりにこだわりを持つ。例えば、鶏肉は チルドで仕入れ、店内で衣づけし揚げるといった手間をかけている。看板メニューの「サイバーガー」はボリュームの大きさにも かかわらずセットで850円とあって、そのコストパフォーマンスのよさからとくに人気が高い。 渋谷店は40日で1億円の売り上げをたたき出すなど、好調な滑り出しを見せている。渋谷というライバル店も多い立地で、これだけの 売り上げを上げるには韓流ファンの需要だけでは厳しいだろう。それこそ利用客が一般層にも広がっているという証左にほかならない。 ■苦境のカフェ業界で躍進できそうなワケ ー中略ー 同店は店名のとおり、“マンモス”級のサイズが売りだ。ラージサイズはなんと960ミリリットルもあり、看板メニューの 「アメリカーノ」だと400円で注文できる。セブン-イレブンの「アイスコーヒー」がLサイズ(300ミリリットル)で195円であることを 考えると、そのコスパのよさがわかるだろう。 ー後略ー 三輪 大輔 :フードジャーナリスト 全文はソースから 東洋経済 3/26(水) 6:02配信 引用元:…