1: どどん ★ 2025/03/21(金) 17:45:42.12 ID:TDSLUfh/9 慶応大は21日、脊髄損傷で完全まひした患者4人に人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した細胞を移植した臨床研究で、2人の運動機能が改善したと発表した。 改善した2人は食事を自分でとれるようになり、うち1人は立つことができたという。今回は受傷後2~4週間の患者が対象で、慶大はまひが固定した慢性期の患者を対象にした治験を、2027年に実施する方針も明らかにした。 臨床研究を行ったのは慶大の中村雅也教授(整形外科)、岡野栄之(ひでゆき)教授(生理学)らの研究チーム。横浜市で開かれている日本再生医療学会で結果を報告した。 発表によると、患者は18歳以上の4人で、治療前の検査では、受傷した首や胸から下の運動機能や感覚が完全にまひしていた。 チームは京都大側から提供された他人のiPS細胞から神経のもとになる細胞を作製し、2021~23年、患者一人あたり約200万個の細胞を脊髄の受傷部に移植した。患者はその後、運動機能の回復を促す通常のリハビリなどを続けた。 移植の約1年後に効果を検証した結果、脊髄損傷によるまひを5段階で評価する国際基準で、1人は「完全まひ」から3段階、1人は2段階、改善したという。残る2人は、完全まひのままだった。4人に腫瘍化などの重い健康被害は確認されなかった。 脊髄損傷の国内の新規患者は年間約6000人で、症状が固定した慢性期の患者は10万人以上とされる。脳や脊髄などの中枢神経は化学療法やリハビリでは再生せず、脊髄が損傷し完全にまひした場合、運動機能や感覚が回復することはほぼないと考えられている。チームはサルなどの動物実験で脊髄が再生し、運動機能を回復することは確認していた。 読売新聞 引用元: ・iPS細胞移植で2人の運動機能が改善、脊髄損傷患者が自分で食事をとれるように…慶応大チーム発表 [どどん★]…