1:名無しさん@涙目です。:2025/03/23(日) 12:38:13.56 ID:fwVF4TVT0 BE:662593167-2BP(2000) レーシングドライバーであり自動車評論家でもある木下隆之氏が、いま気になる「key word」から徒然なるままに語る「Key’s note」。今回のキーワードは「EVは環境にいい?」です。リチウムイオン電池を搭載するEVは車両重量が重く、タイヤの消耗を進めることで粉塵の原因が加わると、せっかくの環境車のイメージが薄れかねないと木下氏は言います。 ■EVを動かすためには化石燃料を燃やしている サステナブルな環境意識の高まりに比例して、EVの増加は世界的な傾向である。ホンダやボルボのように、近い将来の完全EV化を発表したメーカーも少なくない。ドイツは内燃機関モデルの販売禁止政策を進めているほどだ。 「まもなくガソリンエンジンが消えてしまう」 そんな心配をした御仁も少なくなかろう。だが、EVがすぐさま内燃機関を墓場に葬り去るはずもないことは、誰もが想像するところだ。十分な急速充電器の配備が課題であり、そもそもその電力を賄うに十分な発電量への心配もある。 EVは走行中にいっさいのCO2を排出しないこともあり、環境イメージは強い。だが実際には電力は化石燃料を燃やして得ていることに世間は気づき始めてしまった。EVに積極的なメーカーが盛んに喧伝してきた「EV=環境にいい」のイメージも、グスグスと崩れそうな気配だ。あれほど猛威を振るったEV信仰者の勢いも落ち着きを取り戻しつつある。 その風潮を後押しするデータがある。EVに搭載されるバッテリーは決して軽くはないこともあり、重量増を招いている。それがタイヤの消耗を進め、粉塵の原因になっているというのだ。アスファルトを削りやすいこともあり、その点では軽量なガソリン車より環境に悪い。それが根拠だ。 経済開発機構の試算ではタイヤ摩耗による微粒子が、ガソリン車との比較で3割増すという。人体に悪影響を及ぼす微小粒子物質「PM2.5」も同様に増える。 タイヤだけではなく、ブレーキにも注目する必要がある。これまでのように、ブレーキローターを削ることで摩擦力を引き出していては、タイヤ同様に粒子物質が大気を舞う。ブレーキローターをいたずらに削らず、パッドが吸着することで減速力を引き出すブレーキをディクセルが販売するなどしているものの、完全普及まではまだ遠い。…