
1 : 高野容疑者は2021年12月頃、佐藤さんとライブ配信アプリ「ふわっち」で知り合ったとされる。当初はアプリ上でコメントを交わし合う “リスナー”(視聴者)と“ライバー”(配信者)の関係だったが、22年夏頃からネットの垣根を超えて直接会うようになった。 「連絡先を交換した後、2人が初めて会ったのは佐藤さんの勤務先だった山形県山形市内の飲食店でした。栃木県小山市に在住していた高野容疑者は佐藤さんに会いにいくため、新幹線で山形に通うようになったのです」(トラブルの詳細を知る関係者) 「最初は『出かけ先で財布を無くしてしまった』『携帯が止まりそう』と言われ、高野容疑者は助けたい一心で2~5万円を数回貸してしまったようです。金の受け渡しは佐藤さんが指定してきた銀行口座への振り込みだった」(同) 「1週間くらいすると『携帯代金に加え、家賃や光熱費の支払いに困っている』と。朝8時までに必要とねだられ十数万円を振り込むようにもなった」(同) 「『オーナーから強制的にシャンパンを開けさせられ、10万円が必要』『姉の彼氏が売掛けを残したまま姉と一緒に蒸発して、自分が債務を被らなければならなくなった』とも言ってきたようです」(同) 佐藤さんとつきあいたいと夢中になっていた高野容疑者は、言われるままにATMに通っては10万円、50万円と振り込み続けたようだ。 「姉が使えると思ったのか、最後の方は『姉が妊娠して中絶費用が必要』という要求もあったようです。怒涛の無心が続くうちに高野容疑者の貯金は底をつき、消費者金融2社から100万円を借りなければならなくなる羽目に。最後に95万円の大金を一度に振り込み、力尽きた。それでも佐藤さんはさらに50万円貸して欲しいと頼んできたんだとか。そうして、およそ2カ月続いた“無心地獄”は終わりました」(同) だがその後、高野容疑者が返済を求めると佐藤さんはのらりくらり逃げ続けるようになったというのだ。 「返済されたのは1度きりでたったの3万円だったそうです。その振り込みがあった半年後には連絡が取れなくなった」(同) 怒った高野容疑者は24年8月、これまで貸し付けた計約255万円の返済を求め宇都宮地方裁判所に佐藤さんを提訴。結局、佐藤さんは一度も裁判に出頭しないまま、原告側勝訴で裁判は終わった。 「しかし、佐藤さんは裁判所の命令を無視し続けた。一向に返済されないまま配信活動を継続していた佐藤さんに高野容疑者は恨みを募らせ、今回の凶行に走ってしまったのです」(同) 7 : メッタ刺し かなりの怨みだよ…