1:それでも動く名無し 2025/03/11(火) 09:23:37.70 ID:MBWNioXe0 2階の窓を開けると、高さ10メートルの防潮林をのみ込む津波が見え、瞬く間に自宅も襲われた。 岩手県野田村の海岸線近くに住む無職男性(48)は約15年間外出せず、引きこもっていた。自宅ごと流され、一時は死を覚悟したが奇跡的に生還し「幸運だった」と喜びをしみじみと語った。 男性は母親(72)と2人暮らし。勤めていた東京の会社が約15年前に倒産。故郷の野田村に戻り、そのまま引きこもるようになった。「避難はおっくうだった」と男性。11日の激しい揺れの直後「逃げなきゃだめだ」と何度も訴える母親の言葉を聞き入れなかった。 母親だけが避難した直後、ドンという音とともに自宅は流された。部屋の壁が崩れ、天井が落ちてきた。あっという間に胸まで水に漬かり、屋根の梁(はり)に手を伸ばし必死に抱え込んだ。わずかな空間で呼吸し、屋根ごと1キロ近く流された。だが間もなく屋根は真っ二つに割れ、濁流の中に。気が付くと下着ごとジャージーは脱げ、腰や脚は擦り傷だらけに。 ようやくビニールハウスの骨組みをつかみ、引き波に耐え続けた。どこにいるか分からなかったが、寒さに震えながら高台へ歩き、隣の久慈市の避難所に運ばれた。 「息子はもう生きていないだろうと正直諦めていた」。野田村の避難所にいた母親の元に3日後の14日、朗報が届いた。再会し、母親は涙を流して男性を抱き寄せた。 「人とのコミュニケーションは苦手だが、避難所の生活はそんなに苦でない」と男性は話しているwww.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/17/kiji/K20110317000442390.html 関連:小学生「津波が来る?裏山に逃げよう!」聡明な先生たち「校庭に戻れぇぇぇ!!」 : IT速報…