1 名前:昆虫図鑑 ★:2025/02/22(土) 08:25:56.63 ID:NpBpa4Gm.net かつて大谷翔平への“故意死球”発言騒動で物議を醸した韓国人投手コ・ウソクが、タオルを用いたトレーニングで指を骨折したようだ。 『MLB.com』のクリスティーナ・デ・ニコラ記者は2月21日(日本時間)、「コ・ウソクが右手の人差し指を骨折した。数週間後に再検診する予定だ」と伝えた。 マイアミ地元紙『マイアミ・ヘラルド』のアイザック・アズート記者も、「コ・ウソクがウェイトルームでタオルを使ってシャドーピッチングをしていた。特定の握り方で数回行った後、指に異常を感じた」と報じている。 信じられない負傷だ。タオルを用いたシャドーピッチングは、投球フォーム改善などのために多くの投手が取り組むトレーニングだ。 これで負傷するようなことは滅多に起きない。つまり、コ・ウソクが本当に「運がない」と言って良い。 韓国を代表するクローザーとして、2023年シーズンに前所属LGツインズのKBO統合優勝に大きく貢献したコ・ウソクは、昨年1月にサンディエゴ・パドレスと2年総額450万ドル(日本円=約6億7807万円)の契約を結んだ。 MLB進出という悲願の夢を叶えたわけだが、その舞台はコ・ウソクには遠かった。 加入初年度のMLB昇格はなかった。母国開催の「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ」では、古巣LGとのエキシビジョンゲームで本塁打を浴びるなどアピールならず。A.J.プレラーGMは「コ・ウソクはMLBの投手だ。今は時間が必要なだけだ」と話したが、その時間は長く続かなかった。 開幕直前にパドレスのロースターを外れたコ・ウソクは、同年5月にトレードでマイアミ・マーリンズへ移籍した。投手層が比較的に薄いマーリンズなだけに、チャンスはあると見られていたが、ここでも昇格のチャンスはなかった。 だからこそ、2025年シーズンでの再起を誓っていた。契約最終年でもあるだけに、何かを見せなければ生き残ることはできない。 そのため、マーリンズの春季キャンプに招待選手として参加し、ロースター入りへの意欲を見せていたが、予期せぬ負傷をしてしまった。練習中のアクシデントなだけに、さらに残念だ。今年も前途多難な1年になることは間違いない。 再検診を受けるコ・ウソクだが、骨折が確定すればオープン戦登板は難しいだろう。2025年シーズンはマイナー拒否権があるため、マーリンズとしても昇格を簡単に決めることはできない。未だMLB登板がないにもかかわらず、状況がこじれにこじれているコ・ウソクだ。 なお、コ・ウソクは2023年3月のWBC前、とある韓国メディアとのインタビュー内で大谷翔平との対戦可能性を問われた際、「真ん中に投げて(大谷が)ホームランを打つのかという考えが先に浮かんだ。本当にいざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ、痛くないところに当てなければならない。(塁に)出して、次の打者と勝負する」と発言したことが“故意死球”を示唆すると捉えらえ、日韓で大きく批判が広がったことがあった。 ただ、コ・ウソク自身はその後、別の韓国メディアとのインタビューで「(最初は)“真ん中に強く投げたい”と話したら、(当時の記者から)“もう少し面白く話してほしい”と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだったが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない。それが一番悔しい」と、当時の発言に誤解があったことを告白していた。 ◇コ・ウソク プロフィール 1998年8月6日生まれ。韓国・仁川出身。身長180cm。韓国のプロ野球選手。マイアミ・マーリンズ傘下マイナーAAペンサコーラ・ブルーワフーズ所属。高校卒業後の2017年にLGツインズでプロデビュー。2019年に韓国プロ野球史上最年少30セーブ(21歳1カ月7日)達成、2022年に42セーブでセーブ王に輝き、韓国プロ野球史上19人目の通算100セーブ到達。2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約するも、開幕直前にロースターを外れ、メジャー昇格なく同年5月にトレードでマイアミ・マーリンズに移籍も、同月31日にDFA。韓国代表では2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、杭州アジア大会に出場。2023年1月、元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)の娘で、イ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の妹イ・ガヒョンと結婚した。 引用元:…