ハンディ版 あの時こうしなければ……本当に危ない闇バイトの話 (単行本) 1: 2025/02/15(土) 19:14:06.153 全国で強盗事件が相次ぐ中、19歳の少年は指示役をやって捕まり、少年院に収容された。 少年は体育館の入り口で一礼したあと、教官に連れられ、私たちの前に現れた。その顔には、まだあどけなさが残る。「目的はお金ですね。お金メイン。気軽な感じで犯罪した自分がいますね。」 少年は時折笑みを浮かべながら、質問に飄々と答えた。罪の意識がほとんどなく、ただ感情の赴くまま、安易に犯罪に手を染めていた。子供の頃から勉強が苦手で、学校の授業にはほとんどついて行けなかった。少年の IQ は「71」。「境界知能」と言われる数値だ。初めて警察沙汰になったのは14歳の時。ホームレスに卵を投げるなどの暴行をして捕まった。だが罪の意識はまったくなく「楽しさ」を感じていたという。境界知能の少年らは、これをやったらどうなるのか、という先のことを考えた行動を苦手としている。少年も、自身の感情に従い行動、被害者の気持ちを考える余地はなかった。(少年)「感情で動いて人をシバいたり、傷つけたりしてしまってるんで、考える能力はなくなってて、楽しさとかに変わってますね。人の心の痛みとかわかんないです。被害者の気持ちが考えられない部分がありますね、相手の気持ちというか。自分さえ良かったらいいみたいな考えが結構強くて。」 ※関連記事 グラードン「やれ」 闇バイト「はい…」…