1 名前:征夷大将軍 ★:2025/01/31(金) 15:57:19.04 ID:0G/ik5gX9.net 箱根駅伝、甲子園、高校サッカー…学生スポーツで「母校以外」を応援する人たち ハマった経緯はそれぞれ異なるが共通する悩みも「グッズを身につけるのには抵抗が…」 1.31 15:00マネーポストWEB プロスポーツのチームには熱心なファンがいるが、少し色合いが異なるのが学生スポーツ。在校生やOBが母校を応援したり、親が子供が通う学校を応援するのは分かるが、そうではない“部外者”が特定の学校を応援するケースもある。野球界のスーパースター・イチローが引退後、出身校ではない智弁和歌山高校の野球部に入れ込み、自分の野球チームに「KOBE CHIBEN」と名付けたのは野球ファンの間で有名だが、母校でない学校を応援する理由は何なのか? それぞれの事情を探った。 亜細亜大学出身のHさん(70代/男性)は箱根駅伝の大ファン。亜細亜は箱根駅伝で優勝経験がある名門だが、Hさんは中央大学の大ファンだ。理由はシンプルで「キャンパスが近いから」。毎年1月2日と3日は、テレビの前で懸命に中大を応援している。 「昔、陸上部の寮が近所にあって、部員たちがよく挨拶をしてくれたんです。息子や娘、甥や姪に中大OBは1人もいませんが、応援するのは断然中大。正月は我が家に集まって箱根駅伝を見ますが、早稲田出身の息子には毎年、『オレの学校を応援しろよ』と言われています」(Hさん) 都内の女子大出身のFさん(50代/女性)も似たような理由で、箱根駅伝では国学院大学を応援している。 「10年ほど前から毎日、多摩川の土手をジョギングしていますが、ものすごいスピードで駆け抜けていく一群がいて、やがて国学院の駅伝選手たちだと知りました。一度も声を掛けたことはありませんが、いつも頑張っている姿を見ているので、自分としてはすっかり母親気分。今年は箱根駅伝の沿道まで応援に行きました」(Fさん) 故郷を離れたことで俄然、郷土愛に目覚めたのはIさん(40代/男性)だ。宮城出身のIさんは、高校野球の地元強豪校を熱狂的に応援している。 「地元にいた時はちっとも興味が無かったのに、就職で東京に来たら、甲子園の地元代表の結果がすごく気になるようになったんです。特に思い入れがあるのは仙台育英。高校野球ではどうしても優勝旗が白河の関(福島県)を越えず、甲子園優勝は東北人の悲願でしたが、仙台育英は何度も惜しいところまで行き、気付けば大ファンに。2022年に決勝まで進んだ時は仕事を休んで現地に行き、優勝した瞬間は泣きました」(Iさん) スポーツファンであれば、プレーに唸ってファンになるのは王道だ。Sさん(40代/男性)は東京出身だが、高校サッカーでは静岡県のチーム、中でも静岡学園のファンだという。 「毎年、冬の高校サッカーを楽しみにしていますが、サッカー王国・静岡のチームはいつ見ても面白い試合をします。中でも応援しているのが静岡学園。何年か前に静学の試合を見て、華麗なプレースタイルに魅せられ、それ以来、静学の試合は可能な限り見に行くようにしています」 分かりやすいのは、好きなスポーツ選手や有名人の出身校を応援するパターンだ。 「2006年のハンカチ王子ブーム以来、早稲田実業の大ファンです」(50代/女性) 「好きな俳優の出身校が甲子園の強豪校というだけで、縁もゆかりもない都内の高校の野球部を熱心に応援しています」(20代/女性) 「学生時代、ラグビーの試合を見に行ってある選手の大ファンになり、それ以来、慶應のラグビー部をずっと応援しています」(50代/女性) ■OB・OGではないからこそ引いている一線 共通する悩みもあるようだ。前出の国学院大の駅伝ファンのFさんは言う。 「確かに国学院を応援していますが、グッズを買うのは抵抗があって……。例えば友人や知人に見られたら、当然『国学院出身ですか?』って聞かれるじゃないですか。説明するのは面倒臭いですし、“学歴詐称”みたいに思われるのも嫌で……」 仙台育英高の野球ファンのIさんも、物足りない瞬間はあるという。 「試合を見に行っても、関係者ではないので、疎外感を感じる瞬間はあります。本当はユニフォームを買って応援したいぐらいなんですが、もし手に入ったとしても着ることはないでしょうね。やっぱり母校じゃないんで」 慶應ラグビー部ファンの女性も一線を引いているという。 「自分の中では、応援で旗を使うのはOKですが、スクールカラーのタイガージャージ(黒と黄色)のグッズを身に付けるのはNGです。そこはやっぱり在校生かOB・OGだけの特権だろうと」 一番大事なのは応援する気持ちだろうが、そのあたりの微妙な感情はプロスポーツと学生スポーツの違いかもしれない。 引用元:…