1 名前:煮卵 ★:2025/01/21(火) 13:31:02.92 ID:ZAcK+wcH9.net たとえ悪意がなくとも、女性の容姿について言及するのはセクハラにあたり、最大級に失礼なことである、といった風潮はここ数年ですっかり定着した。 さらに、かつては「褒め言葉」とされたものも、同様の扱いになっている。主に以下がそうだろう。 「えっ! そんな年齢行ってたの? 20代だと思ってた!」 「かわいいですね(美人ですね)」 「スタイルがいいですね」は当然のことながら、「肌がきれいですね」や「永遠の25歳って感じですね」も問題アリ、とされる。 ドナルド・トランプ氏は大統領だった2017年、フランスのマクロン大統領の妻・ブリジットさんに対して「あなたは本当に身体のスタイルがいい」と伝えたことの音声がマイクで拾われ、セクハラだと批判を浴びた。 さらには胸の大きな女性が広告に出てくると、今度は女性の側から「性の商品化だ」「男に媚びている」「環境型セクハラを許すな」などと批判が出てくる。広告に登場する女性は成長とともに胸が大きくなっただけなのだろうが、「胸を小さくする手術だってあるのにそれをしないということは、あなたは性を売っている」という人権侵害コメントまで飛び出す始末。 ◼余計なお世話 というわけで女性の容姿については一切言及しないのがルールとなっている。 しかし、男性、特に中年男性に対してはいまだに言いたい放題が許されており、当の中年男性もそれを受け入れている面がある。 具体的には、チビ、デブ、ハゲ、短足、ブサイク、キモメンなどである。見た目だけでなく、クサい、暑苦しい、ダサい、汗かくな、風呂入れ、などもある。 さらには短パンに長い靴下を履いていたり、パーカーを着たり、ネルシャツを着たり、ズボンにシャツinしても恰好を揶揄される。だったら……とばかりにベルサーチのスーツでも着ようものなら「成金」「似合ってない」「中身とスーツが釣り合わない」など散々な言われっぷりである。 属性や生活スタイルについても中年男性は酷い扱いをされる。 子供部屋おじさん、無職、40過ぎてバイト、引きオタニート、低年収、軽自動車所有、駐車する時にハンドルを何回も切る――。 (略) ところで、1980年代までは使われていた女性を表現する言葉で、もはや今では絶対に使えない言葉が、以下になる。 おばさん、オールドミス、行かず後家、寿退社、家事手伝い、オバタリアン、ブス、ボイン、ペチャパイ、看板娘、クリスマスケーキ(「25」を過ぎたら結婚相手としての価値がない、の意味)、腰掛け、玉の輿。 当時のエッセイやオッサン向け漫画を読むとこれらの言葉は頻繁に使われていた。 別にこれらを使わせてくれ、と言いたいわけではない。社会通念としては現在の女性に対する扱いの方が当然正しい。 ただ、その一方で、中年男性を「揶揄しても構わない最後の聖域」扱いするのは、そろそろやめてはいかがか? と言いたいのである。 結局、昨今の芸能界を含めたセクハラ・パワハラの加害者は中年男性なわけだから、「強者」であることは事実ではある。強者に対する差別は存在しない、といった主張も一部理解はできる。 しかし、上記「子供部屋おじさん」を含め「弱者男性」は存在するし、低身長に多大なるコンプレックスを抱く男性もいる。 美女ゲーマーが「170cm以下の男には人権がない」とまで言い放ったが、現実はコレなのである。 (略) 太った女性については昨今「これも私の個性」「多様性の象徴」などとして肯定的に捉えられるほか、ファッションショーでもそうした女性モデルが登場するようになった。 だが、中年男性は未だにハゲ、デブ、チビ、呼ばわりだ。対抗策は「ピッカリ投法」で知られる佐野慈紀氏のように、自虐ネタを笑いに変えるしかない。 (略) というわけで、様々な差別用語・揶揄が減っていく中、中年男性は現状を良しとするのか? それとも「男性の権利を守れ!」と動き出す人が出るのか。 まぁ、最初は笑われたり、容姿に自信のある人から「だって本当にデブでハゲでチビじゃん」などと言われたりするだけだろうが。 [デイリー新潮] 2025/1/21 彡⌒ミ (´・ω・`) n__ η > ⌒\/ 、_∃ (∃)/ ∧ \_/ \_/ \ 丶 引用元:…