1: 田杉山脈 ★ 2025/01/11(土) 22:17:42.16 ID:XSMZZ3xK ここ数年、賃金の上昇が顕著だ。しかし、賃上げ分は売上げ価格に転嫁されて、物価を引き上げている。このため実質賃金が上がらない。2025年にもこれが続けば、日本人の暮らしは24年より悪化する。 2025年の日本人の暮らし向きはどうなるだろうか? 24年よりも良くなることを望みたいが、現実にはなかなか難しい。24年より悪化する可能性が高い。その理由を以下に述べよう。 まず、賃金については、連合が2023年以降、高率の賃上げを要求している。23年の春闘の伸び率は3.6%であり、1993年の3.89%以来、30年ぶりの⾼⽔準と⾔われた。 24年の春闘では、5.10%(うちベースアップ3.56%)というさらに高率の賃上げが行われた。その結果、名目賃金の上昇率は、これまでの傾向に比べると顕著に高くなった。25年には、賃上げがさらに加速する可能性が高い。 連合は、25年の春闘において、ベースアップ相当分として3%以上、定期昇給分をあわせて5%以上を要求する方針を決定した。また、中小企業については、1%以上を上乗せし、6%以上の賃上げを要求する方針を決定した。 さらに高い賃上げを要求する向きもある。UAゼンセンは、25年の春闘に向けた集会で、ベースアップ相当分として4%、定期昇給分をあわせると6%を基準とする賃上げを要求する方針を明らかにした。また、非正規雇用者については「7%を目安」としている。 これまで30年近くの期間にわたって、日本の賃金はほとんど上昇していなかったのだが、25年はその状態からの訣別がさらに進む可能性が高い。 以上だけを見れば、25年に日本経済は望ましい方向に向けての歩みを進めていくように思える。事実、そのような評価が一般的だ。 しかし、より詳細に分析すれば、以下で論じるように、事態を楽観的に見ることは、決してできない。 引用元: ・【経済】2025年の「日本人の暮らし」は、24年より悪くなる [田杉山脈★]…