1 名前:昆虫図鑑 ★:2024/12/29(日) 08:59:35.52 ID:I7hOthPo.net (略) 残念ながら、こんなに政治が不安定な韓国は、外交の場では全く信用されない。北朝鮮から信用されないのはもちろん、他の国からも相手にされないだろう。 韓国の政治について、「韓国の民主主義はダイナミックだ」とか「韓国の若者はデモに参加していて偉い」など、評価する声が日本のリベラル派の一部にはある。ネット上にはそんな声が溢れているが、あり得ない評価だと思う。 民主主義は、ダイナミックであればいいなんてものではない。政治には安定性が不可欠だ。クーデターまがいの騒ぎが起こり、大統領が弾劾される国の民主主義は確かにダイナミックかもしれないが、国民にとってはこれほど迷惑なことはない。 (略) 日本では代議制民主主義が機能している 最近、母校の大阪大学のゼミで話をする機会があった。そこで、ある学生から「いま、韓国では街頭に若者が街頭に出てデモをしていますが、日本ではこういうデモが起こるとは思えません」と言われた。韓国を見習うべきではないかという考えのようだが、僕はこう答えた。 「いや、それは日本の代議制民主主義が機能しているのです。政治学では、本人・代理人関係といいますよね。つまり、主権者たる本人=国民に対して、代理人=政治家がいる。日本は、例えば自民党の裏金問題みたいに、政治への不信感が募れば、立憲民主党でもいいし、国民民主党でも日本維新の会でもいいけど、野党政治家という代理人に投票しますよね。中間団体としての政党が機能しているのです。日本人が韓国のように路上に出てデモをしないのだとすれば、それはデモをする必要がないからです。代理人である政治家が働いているからです。『デモに行く国民が偉い』というのは、あり得ない評価だと思います」 その学生にとっては意外な回答だったかもしれないが、納得してくれたようだった。率直に言って、若者はデモなんか行かずに、デートしたり、映画を見たり、遊びに行くべきである。若者は若者らしく経済を回した方がよい。 日本では国民が直接デモに行かなくても、政治家が代わりに国会でしっかり働いてくれているのである。先の衆議院選挙では自民党が少数与党となったが、国会は荒れるどころかむしろ対話の場として機能し、政治資金の問題についても一定の回答が出つつある。このことは誇りに思うべきことだろう。 韓国の不安定な民主主義を持ち上げるのは大間違いだ。日本の代議制民主主義が機能していることを卑下すべきではない。 韓国の民主主義はいかにも不安定で、外交の場ではとても信用できるカウンターパートとは見なされない。筆者は韓国籍であるが、外交について長年勉強してきたので、この評価しかできない。外交政策を評価する際は感情を排して、徹底的にその国の情勢を冷静に見極めるべきだと学んできた。悲しいとは思うが、それが現実である。 (略) では、今回の騒動の教訓を考えてみたい。 筆者は、韓国は憲法を改正して、アメリカ型の副大統領制を導入し、さらに大統領の任期を2期8年にするべきだと考えている。実は、韓国では建国直後の1948年から1960年まで、副大統領が存在していた。今でもやれないことはないだろう。 大統領を2期できるのであれば、ある程度一貫した政策を遂行できる。外交面では任期が長い方が絶対に有利である。 (略) 日本は来年、1925年に普通選挙法が導入されてから100年目を迎える。戦後から数えても80年だ。日本の民主主義には長い歴史の蓄積がある。 一方で、韓国の民主化は1987年なので、まだ40年もたっていない。「若い民主主義」である。人間に例えれば、まだ30代後半。最近よく言われる、この年代が将来に不安を抱える「第二思春期」(ミドルエイジ・クライシス)のような状態に陥っているといえよう。 韓国は、民主主義の大先輩である日本やアメリカから学んでほしいなと思う。それが日本で生まれ育った、在日コリアン3世の本音である。 全文はソースで(韓光勲:ライター、社会学研究者) 引用元:…